ムダ毛は恥ずかしい
まおです。
一樹さんにムダ毛用カミソリを見られ
『女の子は大変だよね。』
そう言われてしまった。
顔から火が出るほど恥ずかしいとは
まさにこんな時に使う言葉だと思った。
どんな顔してリビングに戻ろうか?
考えたけど、フツーにするしかない。
3分程して、意を決してリビングへ戻った。
テレビを見て、大笑いしていてくれたら。
カミソリの事なんか忘れていてくれたら。
そんな淡い期待は、すぐに裏切られた。
一樹さんてば音楽を聴きながら、
ソファーで寝転んで本を読んでた。
それも仕事の専門書(←真面目な本)
あぁ、なんか気まずい。
春はムダ毛が気になる
何となく恥ずかしくて離れた
ダイニングテーブルの椅子に座った。
『どうしたの?ソファーにおいでよ!』
そう言いながら、ソファーの座面を叩いた。
私に膝枕をして欲しいというサインだ。
トホホな気持ちでソファーに座ると、
早速、膝枕で本を読み始めた。
内心、膝枕じゃなくても本は読めるよね?
そう思うけれど、これも新婚時代だけだろう。
すると『お肌のお手入れ終わったの?』
な~んてストレートに聞いてくる。
ほっといて欲しかったんだけどさ。
恥ずかしいところを見られちゃって、
なんだか言い訳をしたかった私。
「皆ね、苦労してるんだよね。
とくに肌を見せ始める春はさ。」
要は、私だけじゃないって。
私だじゃなくて、皆、ジョリジョリ♪
してるんだよって言いたかったの(笑)
それも春限定だよって。
本当は1年中なんだけど、年がら年中
剃ってるって思われたくなかったの。
毛深い?
すると一樹さん、いきなり私のパジャマの
ズボンの裾をめくりあげた!
そしてマジマジと見つめ、手でまさぐり
『剃る必要ある?』だってぇ!
そして体を起こすと、私の腕を掴んで
パジャマの袖を引き上げようとする。
「なーにーすーるーのーぉ(`へ´)フンッ。」
全力で抵抗した。
だって、腕はジョリジョリしてない。
が、抵抗虚しく腕はあらわになった。
『ちょっと生えてるけど、普通だろ?』
『ちょっと生えてる』って言った?
ガビーンだよ(; ;)ホロホロ
「一樹さんて、スゴイ失礼!
デリカシーがないね!💢」
恥ずかしいのと怒れたので
ブチブチ言ってやった。
すると『そんなに気になるなら
永久脱毛すればいいんじゃない?』
えっ?永久脱毛して良いの?
「うん、する(*^-^*)」