新春おせちパーティー
まおです。
初詣を済ませ、一樹さんの自宅へ戻った3人。
一樹さんの自宅駐車場には、大地さんの車が停めてありました。
『そろそろ失礼しようかな』
そう言う大地さんですが、もう深夜2時。
旅行から帰ったばかりで、これから2時間も車を運転して帰るのは大変だろうし、時間的に初日の出の渋滞にはまりそう。
「ゆっくりしていって下さい」と声を掛けて、そのまま新春おせちパーティーをすることに。
一樹さんは『大地、お前、ちょっとは遠慮しろ』とか言っていましたが、すぐに3人でお酒や料理の準備に取り掛かりました。
私がおせちを並べている間に、一樹さんは飲み物を用意し、大地さんは器用に包丁を使ってチーズやサーモンをカットし、前菜を作ってくれました。
大地さん曰く『独身生活が長いから、料理は一通りできるよ』だそうです。
一樹さんと、大地さん。
何だか、よく似ています(^_^メ)
親友って良いな
大地さんも、お酒が飲めるようで、一樹さんとビール片手に話に花が咲いていました。
旅行の話や仕事の話。
大学時代の二人の武勇伝(?)も聞かせてもらいました^^
私の作ったおせち料理を
『豪華だね。頑張って作ったね』
『どれも美味しいよ。煮物も上手』
と喜んで食べてくれた二人。
年末は、いつも独身二人で海外で過ごしていたので、おせち料理を食べながら過ごすお正月は、何年か振りだそうです。
一樹さんと大地さんのお付き合いは、歯学部に入学してから既に20年近く。
一樹さんと交際を始めて4ヶ月の足らずの私には、想像もつかないほどの時間です。
お互い開業してからは、良き相談相手。
阿吽の呼吸とでも言うのでしょうか?
言葉を交わさなくても、お互いの言いたいことが分かってしまうようで、大地さんに対して、ちょっぴり嫉妬してしまいました(笑)
爆弾発言!
ビールが空になり、ワインを取りに行ってくれた一樹さん。
『まおさんは、何を飲む?』と聞かれたので、私も一緒に選びに行きました。
『このワイン、まおさんには渋いかも』
「じゃぁ、カクテルにしようかな?」
『カルーア・ミルクがあるよ』
「全部飲めるかな?」
『手伝ってあげるから大丈夫だよ』
そんな話をしていると、ソファーで待っていた大地さんが
『お前らイチャイチャするな』と(笑)
すかさず『寂しい男は黙っとけ!』
と返した一樹さん。
なるほど!
大地さん、彼女いないんだ(^_^メ)
ここからは、大凶を引いてイジられまくった一樹さんが逆襲に出た。
『彼女が出来ないのを、仕事が忙しいせいにしてる』だの
『その歳で彼女が居ないなんて終わってる』だの
『どこか欠陥があるのか?』だの。
言いたい放題だった。
最初は『はい、はい、何とでも言って』と聞き流していた大地さんでしたが、飲み干したビールの缶を片手で握りつぶすと・・・
『よしっ!じゃぁ俺、
明日から婚活する!』
声高らかに
婚活宣言した!