指輪は左手の薬指に


まおです。

一樹さんから『指輪をはめてあげる』と言われ、両手を差し出した。

図々しく左手を出して良いのかな?

迷ったので、両手を差し出して、どの指にはめるのかは、一樹さんにゆだねようと思ったのですが、ヘソを曲げちゃったみたい。

私の左手の親指に指輪をねじ込んで、素知らぬ顔でキッチンで乾杯用のワインを物色している。
 

どうしていいか分からない私は、指輪が落ちないように、エド・はるみグゥ~のポーズで一樹さんが戻って来るのを待った。

私の情けない格好を見て、こらえきれず吹き出しちゃった一樹さん💦

それでも私を無視して、ワインを開けていた。
 

なんとか、この状況を脱したい私は、一樹さんの視界に入るよう、親指を移動させた。

するとようやく『ほら、貸してごらん』と言って、左手の薬指に指輪をはめ直してくれた(^_^メ)
 

ワインで乾杯しながら『まおさんって、どこかピントがズレてる』と言われた。

面目無いね。。。

恋のオートフォーカス機能が欲しいよ。

そしたら一瞬で、一樹さんの理想の女性になれるかもしれない。
 

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クリスマスイブの夜に

そうこうしているうちに、クリスマスイブの夜も終わろうとしていた。

明日は、一樹さんは仕事だ。

そろそろ休まなくては。
 

すると一樹さん、一人で寝室へ行って、何やらゴソゴソしている。

様子を見に行くと、毛布と自分の枕を持って、ソファーで寝る準備をしていた。
 

今夜も、別々に眠るつもりなんだと思った。
 

『まおさんは、ベッドを使って』

私は、そう言って寝室を出ようとする一樹さんの、パジャマの上衣の裾をつまんで引き止めた。

「どうしてソファーなの?」

思わず聞いちゃった。

『今夜は、自信がないんだよ』

意味が分からなかった。
 

男の人が

『自信がない』って

どういうこと?
 

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トナカイがオオカミ?

私が返事に困っていると、一樹さんが説明してくれた。

『イブの夜に、トナカイがオオカミになったらダメでしょ?』

そーゆーことか!

でも、それを言うなら、トナカイじゃなくて「サンタがオオカミになる」でいいんじゃないか?

どうして自分をトナカイに例える?

しかし、今、そんなツッコミを入れている場合じゃない。

聖なる夜に結ばれなければ、一生結ばれない気がした。

正に「今でしょ!」と言うタイミングだ。
 

こうなったら、トナカイで話をすすめるしかない。

「今夜は、トナカイが足りなくて、私の所に来るのはオオカミだって分かってたよ」

我ながら、情けないほどセンスのない台詞だ。

正直、私もテンパってた。

一樹さんのパジャマの上衣の裾は、まだ掴んだまま離さないでいた。

どう見たって、私が口説いてる。
 

一樹さんは、更にこう言った。

『それに、まおさんからプロポーズの返事も貰ってないし』

そうか。

それが一樹さんが迷う原因だったんだね。

一樹さん、誠実と言うか、真面目なんだね。

何だか申し訳ない気持ちになった。
 

私は自分の気持ちを正直に言った。

「今夜、指輪を左手の薬指にはめてもらったのが答えじゃ駄目かな?」
 

『いいの?』
 

後は、アイコンタクト。

一樹さんは、パジャマの上衣を掴んで離さなかった私の手を取って、そのままベッドに倒れ込んだ。
 

頑張れ一樹さん!

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