2回目のデートの話
まおです。
一樹さんに「毎週木曜日は僕の為に空けておいて」と言われ嬉しい反面、バツイチ一樹さんとの交際を両親に認めてもらうのは多難だと思いました。
一樹さんの人柄を見てもらうのが一番だと思うのですが、それはもう少し先の話になりそうです。
だって、まだ3回しか会ってないから(笑)
今日は、先日の木曜日のデートでの出来事をお話しようと思います。
愛車はポルシェ911
今週は、一樹さんが、私の地元まで車で会いに来てくれました。
高速を飛ばしてきてくれたのですが『まおさんの自宅まで迎えに行くよ』と言ってくれたのをお断りし、最寄りの駅で落ち合いました。
一樹さんとの交際を母に反対されたばかりで、自宅まで迎えに来てくれた一樹さんが母と顔を合わせ、嫌な思いをさせては申し訳ないと思ったので。
一樹さんは、微妙にその辺のことを感じ取ったようでしたが、何も言いませんでした。
待ち合わせの場所に早めに行って待っていると、遠くから爆音を轟かせて走るスポーツカーが見えてきました。
まさかと思いましたが、一樹さんでした。
前回はプリウスでしたが、この日はポルシェ911。
車に乗り込んだものの、結構なエンジン音で会話が大変。
ま お「こういう車もお好きなんですね」
一樹さん『なに?』
ま お「スポーツカーがお好きなんですか?」
一樹さん『もう一回言って』
ま お「車何台持ってるんですかぁ?」
一樹さん『3台』
こんな感じで大きな声で話さないと聞こえない。
デートには向かない車じゃないかなと思っていたら、こう言われた。
『まおさんて、張り合いがないよね。この車、なんて車か知らないでしょ?』
失礼なっ!そのくらい知ってます!
だって車にPORSCHEって書いてあったもん。
もちろん、書いてなきゃ分からなかったさ(-_-;)
同じステレオを2台購入
この日は、一樹さんが『岬に行きたい』というので、海に向かって車を走らせました。
どうやらこの岬付近の海が、サーフィンには絶好の波が来る場所らしく、一度見てみたいと言うのです。
天気も良かったので、ドライブがてら走っていると、一軒の電気屋さんが見えてきました。
一樹さんが、ちょっと寄りたいと言うのでちょっと寄り道することにしました。
一樹さんは、まっすぐに一番奥のオーディオコーナーに向かいました。
すると、展示してあるレコードプレーヤーの前で立ち止まり『すげぇ~!』と大きな声を上げました。
どうやら、名機と呼ばれる(マニアが好む品)物らしく、どの量販店を回っても在庫がなかったそう。
『こんな田舎の電気店で出会えるなんて奇跡だ!』と。
私は内心「田舎ってそんな大声で言わないでよ」と冷や冷やしていたのですが、一樹さんは悪気が無いので注意も出来ず。
そうこうしているうちに、店員さんに在庫があるかどうか確認してもらい、在庫が2台あると聞くと『2台買うよ!』と。
何で2台も必要なのかと聞いてみると『もし壊れてしまったら、もう、手に入らないんだよ。2台買うしかないでしょ!』だって。
なるほど!と納得したものの、値段をみると20万円近い。
2台購入すれば40万円だ!
貴重なプレーヤーとは言え、40万円の買い物を、ものの5分で即決って大丈夫なの?
これって衝動買い?と驚くやら感心するやらしていると、更にビックリすることが起こった。
一樹さんは、店員さんから電卓を取り上げ、値切りに入った。