初デートで浮かれる私
まおです。
休日が全く合わない2人が、難なく予定をやりくりできたのは、運命だったのでしょうか?
○月○日の金曜日の19時。
日付までは思い出せませんが、全ての不幸がこの時から始まったのです。
ゲス野郎の電話での印象は、大人しい感じでしたので、最初のデートはワンピースで出掛けたことを覚えています。
初デートで気合い入りまくりと思われるのも嫌なので、カジュアルなワンピース。
良く覚えては居ませんが、デートの前の日は鏡の前で、ファッションショーをしたのだと思います。
馬鹿な私。
あの日に戻れたら・・・鏡をグーで割ってしまうかもしれません。
当日は、電車が遅れるといけないので、1本速い電車に乗りました。
約束は某JR駅の送迎レーン。
車種とナンバーを教えて貰って合流予定です。
車はいかにも小金を持っていそうな人が乗る車種でした。
ただ、後から南さん(ゲス野郎の4股彼女の1人)に、中古車だったと聞きました。
何だか複雑な思いでした。
初デートはフランス料理
送迎レーンで待っていると、時間ぴったりに車が入ってきました。
目立つ車の色だったので、一目で「間違いない!あの車だ」と思いました。
この時間帯の送迎レーンは混雑していて、ゆっくり挨拶をしている時間もありません。
取りあえずお互いに「初めまして」の挨拶をして助手席に乗り込みました。
「ここまでどのくらい時間が掛かりましたか?」
「車はすぐに分りましたか?」など
私を気に掛けてくれる会話から始まりました。
思ったより、感じのいい人かもしれない。
余計なことは言わないけれど、必要なことは喋る。
そんな感じの人でした。
「もうお腹空きましたよね?」
「そうですね^^」
「嫌いな物はありますか?」
「日本蕎麦が苦手です」
「フランス料理はどうですか?」
「はい、大丈夫です」
いきなり、おフランスかよ!
そう思わないでもなかったですが、きっとフランス料理のマナーをキチンと知っている方なのだろうと思い、印象は良かったです。
顔が・・・
夜で暗いのと、車の中で隣同士に座っているので、お互いの顔が見えません。
横顔をチラチラ見ながら話をしていたのですが、真面目で堅そうな雰囲気の男性だと感じました。
そして、ふっと香る香水の香り。
男性で香水を付けるなんて、私の周りでは珍しかったです。
もちろん付けているのが、どこのブランドの香水かもわかりません。
それに私は香水の香りが苦手。
お洒落でつけているのか?消毒液の匂いを気にしているのか?
どちらかは分りませんが、これからフランス料理を食べるには、少し香りが強いのではないかと思いました。
もちろん指摘はしませんでした。
余談ですが、一樹さんは『歯医者の匂いがするって言われるの嫌なの』と言います。
ときどき『匂いがするかかいで・・・』って頼まれます(笑)
私は歯医者さんの匂い、嫌いじゃないですよ。
だって大好きな一樹さんの香りですから^^