魔法の言葉
まおです。
一樹さんは、私の病気に理解を示してくれました。
『僕は専門外だけど』
そう前置きしながら、
いろいろ話をしてくれました。
詳しい内容は割愛しますが、一樹さんの
『大丈夫だよ』
という言葉に、心が軽くなりました。
『僕が付いているから、大丈夫だよ』
魔法の言葉です。
子供のこと
でも、子供を産めないかもしれないことは、どう思っただろう?
この話は、避けて通れない。
そう思って、ストレートに聞いた。
「子供が産めないかもしれないよ?」
一樹さんは、間髪入れず
『構わないよ』そう言った。
自然に任せたらどうだろう。
女性にとって不妊治療は負担が大きい。
まおさんが治療したいと言うなら協力する。
でも、僕から治療をお願いすることはない。
ふたり一緒に居られたら、それで幸せ。
これが一樹さんの答えだった。
本心だろうか?
私に気を遣っているのではないだろうか?
でも、私は、それ以上、聞かなかった。
何をどう聞いても、一樹さんは私が辛く感じるようなことは、絶対に言わないだろうと思ったから。
スマホ覗いてごめんね
『もう二度と「交際お断わり」なんて言わないでね。生きた心地がしなかったよ』
そう言って、話を締めくくった一樹さん。
『あっ、まおさんのスマホを見ちゃったこと、謝っとくよ。ごめんね。でも、結果オーライだね!』
盗み見た本人が結果オーライって(笑)
話を良く聞いてみると、秋祭りの夜、松浦さんの件で私が寝室に立て籠もっている時にスマホを見て、リュープリンの検索履歴を見つけた。
そして翌日、もう一度確認したくて、再び盗み見したら、例のLINEも見つけてしまったのだそう。
例のLINE➡相手のスマホを盗み見しても、そこに幸せはない。
それで、自分ではなく、他に相談している親しい男性がいるのかもしれないと、猛烈な勘違いをしたらしい。
もしかしたら
いろいろ心配かけて、申し訳ない事をしちゃったな。
そんなことを思いながら、キッチンで洗い物をしていた。
ふと、振り帰ると、一樹さんは、ソファーに横になってうたた寝していた。
寒くないように、寝室に毛布を取りに行って、ダイソンの加湿器もセットした。
さっきまで、私の話を一生懸命聞き『大丈夫だよ』と言ってくれた頼もしい一樹さんだったが、寝顔は少年のようだ。
あまりに無防備で、ふと、マジックで顔にイタズラ書きをしたい衝動に駆られた・・・が、辞めた(笑)
穏やかで幸せな時間が流れていた。
ふと、考えた。
秋祭りの夜、私を寝室に寝かせてくれた後、一樹さんは何をしていたのだろう。
もしかしたらという思いが、頭の中を駆け巡った。
私は急いで、リビングの隅にある、一樹さんのパソコンの電源を入れた。
そして、泣いた。
推測ですが筋腫があったのでしょうか?
30代を超えるとけっこう多いです。珍しくありませんよ。
それで妊娠されてる方もたくさんいるし。
無責任に楽観視しろとはいえませんが、まだよくわからないうちから
思いつめることではないようなきがします。
私は不妊でしばらく子供ができませんでしたが
出産後こんどは婦人科の手術をすることにもなりました。
入院したら若い方もたくさんいらっしゃいました。
病気があってもすぐ妊娠する人もいるし、なくても不妊の人もいます。
結婚となると相手のことを考えるから悩むと思いますが、
まおさん、ちょっと煮詰まってしまうタイプかもしれませんね。
松浦さんときも、けっこう大ごとな感じになってましたし。
相手を思って・・・というのも場合によっては独りよがりのことも多いものです。
相手は相手の考え方や人格があるのですから、それを尊重するという意味でも
きちんと話したり、相談したり、フラットな気持ちで相手と向き合うことが大事だと思いますよ。
くまさん、コメントありがとうございます。
実は20代前半から筋腫持ちで、大小沢山あります\(^o^)/
あまり自慢できることではありませんが(笑)
でも、筋腫で定期的に通院していたお陰で、今回、早めに受診するきっかけになったので、結果的に良かったのかもしれません。
くまさんも婦人科の疾患をお持ちだったんですね。
どんな病気も辛いですが、結婚・出産を考える時期の婦人科疾患は心身共に堪えました。
ただ、今は、一樹さんの理解が得られたので、子供の居ない人生もアリかなと楽観的に考えられるようになりました。
もちろん産むことを諦めたわけではありませんが^^
どうやら私は、トラブルがあると、精神的に地獄の底まで落ちてから這い上がるタイプのようです。
でも、這い上がり始めたら立ち直りは早いようです。
これからは楽観的に生きて行こうと思います!
ご心配頂いてありがとうございます< (_ _)>