嗜好の違い
まおです。
ひとつ前のお話の続きです。
育った環境・・・特に食に関する事は、結婚生活をしていく上で重要ですね。
甘いの、しょっぱいの、辛いの、熱いの、ぬるいの言い出したらキリが無い。
私は実家暮らしで、料理経験はほぼありませんでした。
ですから、一樹さんの期待度は低かった(笑)
一方、ひとり暮らし歴が長く、一通りの料理は出来る一樹さん。
それでも外食やコンビニ弁当に頼ることが多く、料理にこだわりは無かったようです。
もちろん結婚したら、私の手作り料理が食べられると、若干の期待はして居たようでしたが、交際期間中に期待してはいけないことを理解したようです。
物わかりの良い夫を持って幸せです(^_^;)
私の話はこれくらいにして、問題はお友達の若葉ちゃんです。
私がアドバイスしたように、お義母様に相談したそうです。
ご主人の御実家へ
直接、ご主人の御実家へ訪ねていったそうです。
お義母様は、目をまん丸くして、若葉ちゃんの話を聞いていたそうです。
「若葉さん、どんな料理を作っているの?」
そう聞かれて、レシピ本などを参考にしていることを話すと。。。
「今から一緒にスーパーに買い物に行きましょう!」
そう言って、徒歩3分のスーパーへ仲良くお出かけ!
お義母様は買い物カートを押しながら、次々と調味料をカートに放り込んだそうです。
醤油はこれ、味噌はこれ、和風出汁は顆粒、味の素、ケチャップはカ○メ、焼き肉のタレ、安いドレッシング、バーモン○カレー中辛、ブル○ックソース、チャーハンの素、お鍋の素、唐揚げの素、麻婆豆腐の素は甘口、すき焼きの素、好みのハンバーグはマルシン、スパゲティーの混ぜるだけで食べられる素、ふりかけ、インスタントラーメン3種、カップラーメン数種類・・・
とにかく○○の素的な調味料や、インスタント食品を、ぽんぽんカートに放り込んで行ったそうです。
「武はね、インスタント食品で大きくなったの。洒落た料理は食べないわ!
面倒なときは、レンチンのレトルトカレー中辛にブルドックソース掛けてやれば大喜びで食べるわよ!!ガハハ(^o^)
つまり、若葉ちゃんが一生懸命スパイスにこだわって作ったカレーや、オリーブオイルを使ったお洒落な前菜は、ご主人の口に合わなかったと言うわけです。
それにしても○○舌
他人のご主人のことを悪く言いたくはないけれど、奥さんが一生懸命作った手料理を「お前の料理はマズイ」なんて言うべきじゃない。
アンタがバカ舌なんだろうが!!!
って、汚い言葉を使ってすみません。
でもさ、本当にそう思う。
色々な調味料の素を使うのは、楽だし、意外に美味しいし、良いと思う。
でも、奥さんが一生懸命作っている姿を見て居るのに「マズイ」なんて言ったら、一樹家なら殺人事件に発展すると思う。
一樹さんは、私が味付けに迷っているのを感じると、すっと隣にやってきて『味見しますかぁ?』って言って、さりげなく好みの味を伝えてくれる。
どう?100点満点でしょ?
時々思うの。
どうしてこんなに良い人に、×が付いちゃったんだろうって。