結婚指輪は薬指
まおです。
一樹さんと一緒に仲良く羽毛布団に埋もれた♡翌朝、一樹さんが私を呼ぶ声で目が覚めた。
『まおさん、まおさん、起きて!』
おぅ、これは“おはようのチュ~”だなと思って、寝ぼけながら一樹さんの声のする方へ、ほっぺたを向けた。
すると
『そーじゃない!』
あら、失礼ね。
レディーのチュ~の誘いを断るなんて。
それにしても、何で朝から若干キレ気味なの?
どして私が叱られなきゃならんの?
眠い目をこすりながら布団の中でモゾモゾして居たら、急に私の左手を引っ張り出して、薬指に結婚指輪をギュウギュウに押し込んできた。
「あー、朝はむくんじゃってるから無理だって。。。」
『だから昨夜、先に結婚指輪をはめときなさいって言ったでしょ?』
あ?なに言ってんだよ。
指輪はめてくれるの待ってたら、一樹さんが仲良し始めちゃったんじゃないか。
私が悪いんじゃ無いよ(-_-;)
離婚届と婚姻届
ちょっとムスッとして居たら、強引に布団から引きずり出された。
『まおさん、ちゃんと確認して。離婚届も婚姻届もシュレッダーしたからね』
確かに、のぞき窓から、粉々になった2枚の届出用紙らしき物が見える。
『まおさんが、勝手に離婚届出しに行ったら困るから』
確かにね。
離婚届は二人のサインがしてあった。
テキトーに印鑑押して、テキトーに証人にサインをして貰ったら提出できた。
「失礼しちゃう。いくら私でも、黙って提出しないよ」
『今、この世で一番信用ならないのが、まおさんだから!
もう、二度と離婚の話はゴメンだよ💢』
この世で一番信用ならない人間と夫婦でいるなんて、一樹さんてチャレンジャーだね。
そう言おうと思ったけど、何だか機嫌が悪そうだったので、言葉を飲み込んだ。
どうやら早朝から施工予定だった分院の看板が、間に合わないと連絡が入ったらしい。
とんだ八つ当たりだよ(-_-;)
二人の朝食
薬のせいで体はだるかったけど、起きたついでに朝食を作った。
いや、作ったのは一樹さんで、私は手伝っただけだ(笑)
トーストとウインナーとプチトマトを添えただけの簡単モーニング。
濃いめのカフェオレをたっぷり淹れた。
食べ終わると、一樹さんが服薬の準備をしてくれた。
朝の薬と、お白湯を用意してくれる。
沢山のコメントを頂いて、ふと気付いたのですが。。。
本当に私、幸せだと思いました。
こういった病気を理由に、相手側から離婚を迫られる事例も多い中、一樹さんは全部受け止めてくれて。
なおかつ、何も出来ない私を、今まで以上に大切にすると言ってくれた。
もっともっと甘えてくれて構わないと言ってくれた(涙)
ただね、私、痛恨のミスをした。
人生最大のミスだ。
一樹さんが婚姻届にサインするのを見て
「白木先生と結婚するの!?」と
大泣きしてしまったのだ。
書くのは止めようと思って、前回はサラッと書いたんだけど・・・
実際は一樹さんが呆れるほどヤキモチを焼いて号泣した。
恥ずかしい。
一生の不覚だ。
なんだか今回の記事、前の元気なまおさんのブログのようで嬉しいです!
今月はクリスマス!
夫婦二人で素敵なクリスマスを過ごせるといいですね(^-^)
クリスマスディナーにプレゼント交換、楽しみだなー!