うつ病で体調が不安定
まおです。
うつ病の調子が良かったり悪かったり。
気持ちが沈んだり高ぶったりで、家事もブログもしたりしなかったり。
全てを諦めました。
一樹さんの良き妻になろうとか
いつも身ぎれいでいようとか
家事を完璧にこなそうとか
仕事に復帰しようとか
もう、ありとあらゆることを諦めました。
朝6時に起きて、朝食の支度をすることも
新聞を取りにいって一樹さんに渡してあげることも
行ってらっしゃいのキスも
お帰りなさいのお出迎えも
全て諦めました。
今の私には、息をすること以外、自分で出来ることはありません。
オーベルジュの夜
大分時間が経ってしまったけれど、オーベルジュの夜、一樹さんの腕枕で泣きました。
一樹さんにおやすみのキスのひとつもして貰えず、『おやすみ』と言われたことが、女性として魅力的に感じて貰えなかったのではないかと思い、辛くなってしまったのです。
結婚して1年もすれば、そんなものなのでしょう。
でも、入籍記念&お誕生日のお祝いの夜に、何もなかったことが女性としての自信を失わせました。
泣き出した私に、一樹さんは驚いていました。
『えっ?あっ?僕?ごめん、何か悪いこと言っちゃったかな?』
一樹さんは思い当たることを謝り始めました。
『腕枕の首が痛かった?』
『ワインを飲み過ぎたから怒ったの?』
『まおさんの、お誕生日のプレゼントは明日買うよ』
どれもトンチンカンで的を得ていませんでした。
もっと愛されたい
「違うの。一樹さんを独り占めしたい。もっともっと一樹さんに愛されたい」
こうして書くと、歯の浮くようなセリフだけど。
その時は、涙をボロボロこぼしながら話した。
一樹さんは大きな勘違いをした。
男性は恐らく、そう思うのだろう。
謝りながらキスをして、パジャマを脱がそうとした。
「違う。そうじゃないの」
一樹さんは、ピタリと動きを止めた。
『ごめん。分からない(-_-;)』
思いつくままに話した。
痩せてしまって、女性としても魅力がなくなってしまった。
髪も肌もつやがなくて、暗がりの下でも見られるのが怖くなってしまったこと。
妻として家事も出来なければ、夜のお相手も出来ない。
女性スタッフが妬ましく思えてしまう自分が嫌い。
白木先生にヤキモチを焼いてしまう自分が惨め。
一樹さんの奥さんにふさわしくないんじゃないか。
毎日毎日、色々なことで自分を責めてしまう。
一樹さんに愛されたいのに。
もっともっと愛されたいのに。
どうして良いか分からないくて涙が止まらない。
オーベルジュの夜は、涙がとまらなくなってしまった。
そして一樹さんは、黙って最後まで聞いていてくれた。