コメントありがとうございます。
まおです。
そうか、健忘症って言うんだ。
認知症じゃなくて良かった。
でも、薬を飲むのが怖い。
主治医の指示なしに、勝手に薬を飲むのを止めたらだめだよね。
それは良く理解しているの。
それでも怖くて飲めない。
飲まなくちゃ、飲まなくちゃ。
そんなことを考えているうちに、30分過ぎ1時間過ぎ・・・結局、飲まずに終わってしまう。
次、食事をしたら必ず飲もう。
飲まなくちゃ。
ものすごいストレスとプレッシャーだ。
だから食事の時間が近づいてくると、気持ちが滅入ってしまう。
食欲も無く、食事の時間が怖くなる。
ますます食べられなくなる。
もう全てが悪循環。
抜け出せない。
目的地に着かない
今日、ラジオ局の仲間と食事会があった。
ちょっとテンション下がり気味で、参加するかどうか家を出る直前まで悩んだ。
でも一樹さんが、お店の近くまで車で送ってくれるというので、頑張って出掛けた。
運悪く、日曜日で歩行者天国になっていて、お店の前まで車では行けない。
ツーブロックほど手前で下ろして貰って、お店まで歩くことにした。
初めての場所で、食事会のレストランが分からない。
スマホで調べながら歩いたんだけど、自分が今居る通りがどこか分からない。
保坂ディレクターに電話して、場所を教えて貰った。
でも、言っていることが分からない。
「○○の角を右に曲がって、30メートルくらい先に□□があるから・・・・」
そう言われても、○○を見つけられない。
10分くらい歩き回っただろうか。
知らない場所を、ひとりで歩き回る心細さ。
スマホを見ても分からない。
電話で聞いても分からない。
近くを歩いている人には、聞きたくないと思った。
知らない人に声をかけてまで、行かなくても良いと思った。
もう一度、保坂ディレクターに電話をした。
「場所が分からないから帰ります。」
保坂ディレクターは驚いていた。
「どこに居るの?迎えに行くから場所を教えて!」
そう言ってくれたけれど、一方的に電話を切ってしまった。
もうダメだ
一樹さんに泣きながら電話をした。
「帰りたいから、迎えに来て」
『えっ?はっ?どうしたの?』
一樹さんは車を駐車場に止めて、本屋さんに居たらしい。
『今、どこに居るの?』
「○○銀行△△支店の前」
『そこから動かないでヨ!』
一樹さんは5分ほどで来てくれた。
走ってきてくれたみたいで、息が上がっていた。
三連休の中日。
行き交う人も多く、泣いている私を振り返って見ている人も居た。
それでも涙が止まらなかった。
車の中で、一樹さんに理由を聞かれた。
「レストランの場所が分からなかった。どうやって行くのか、考えるのも面倒だった。」
『気分が乗らないなら無理に行くことないよ。帰ろう。』
一樹さんは終始優しかった。
叱ったり、声を荒げたりはしなかった。
でも、迷惑と心配をかけてしまったと思って落ち込んだ。
もう私、この先どうなっちゃうんだろう?