心配性の一樹さん


まおです。

私が顔を出さなかったので、

心配した一樹さんが、

様子を見に戻って来ました。
 

歯科医院と自宅を繋ぐドアが開き、

一樹さんが階段を上がってくる音が。
 

とっさに思いました。

こんな泣いた顔を見せられない!

どうしよう!!!
 

考えている時間はありません。

私はトイレに駆け込みました。
 

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トイレに逃げ込む

『まおさん、佐藤さんが珍しいお菓子を持ってきてくれたよ!

あれ?まおさん、どこ?』

「お腹が痛いの!」

『え~!大丈夫?』

「平気、平気。スタッフさんに分けてあげて!」

『うん。でも、本当に大丈夫?

まおさんの様子が変だって言うから

心配になって見に来たんだけど』
 

本気で心配してくれた一樹さんに、

申し訳ないことをしてしまった。

でも他に誤魔化しようがなかった。
 

一樹さんに嘘をついたことで、

更に自己嫌悪に陥ってしまった。

何をやってるんだろう。

情けなくて情けなくて泣ける。
 

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優しすぎて

あっという間に時間が過ぎて、

気が付けば19時近かった。

急いで晩ご飯の準備に取りかかった。

するとすぐに、一樹さんが帰ってきた。

「お帰りなさい!」

『うん、ただいま。まおさん、大丈夫?』

「何が?」

『何がじゃなくて、お腹痛いって言ってたでしょ?』
 

私はゲス野郎のことでイライラし、

一樹さんに嘘をついたことを

すっかり忘れてしまっていた。
 

『もう治ったの?

どうしちゃったんだろうね?

何か変なモノ食べた?

薬は飲んだ?

寒かったから冷えたのかな?

靴下履いて、温かく・・・』

嘘だとも知らず、ずっと心配していてくれたんだと思ったら、申し訳なくて涙が出てきた。
 

「違うの。一樹さん違うの。

ごめんね。ごめんね。

ごめんなさい(ToT)」
 

いろんな感情がごちゃ混ぜになって

もう耐えられなくなった。

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