スマホが鳴る
まおです。
ちょっと、今夜は動揺しています。
仕事が終わって一樹さんが帰ってきたのは19時過ぎ。
一樹さんがお風呂に入っている間に、急いで晩ご飯の支度をしました。
『ちょっとワインを飲みたい』
そう言っていたので、今夜のメニューはパスタ。
モッツアレラとトマトのサラダと、カナッペを用意しました。
料理は苦手な上に、ワインの味も分からない私。
いつもレシピ検索して、簡単に作れそうなものを真似る。
ワインと料理がマッチしているのかなんて、サッパリ分からない。
どうも体質(家系)的に、アルコールは飲めるようになりそうもないし。。。
せめてワインに合う美味しい料理が作れるように、料理教室にでも通わせて貰おうか?
そんなことを考えながら、キッチンで忙しく手を動かしていました。
すると・・・
ぴろぴろん♬
スマホが鳴った。
この音は・・・
間違いない、ショートメールだ!
ゲス野郎からのメッセージ
スマホにショートメールが入るなんて、滅多にありません。
元彼のゲス野郎からに違いないと思いました。
先日のショートメールから時間が空いたので、忘れかけていました。
一気に胸の鼓動が早くなりました。
パスタをゆでながら、スマホを確認すると・・・・・
「日野です。今、電話をしても良いですか?」
頭が真っ白になりました。
もうすぐ一樹さんが、お風呂から上がってきてしまいます。
今、電話が掛かって来たらどうしよう。
とにかく、今、電話をかけられてはマズイ。
私はすぐに、スマホの電源を切りました。
パスタのお湯が噴きこぼれてしまい、慌てて火を弱めました。
ソースも焦しそうになり、急いで鍋を火から下ろしました。
『まおさん、忙しそうだね。手伝おうか?』
お風呂上がりのサッパリした顔で、一樹さんが立っていました。
「じゃぁ、ワイン準備をお願いします^^」
平静を装って、何事もなかったかのように、夕御飯の準備を進めました。
上の空
ワインを飲みながら、ゆっくり食事を楽しみました。
『明日は、久し振りに1日休めるから、ドライブにでも行こうか?どこか行きたいところはある?』
「ん~、思いつかない。。。」
心ここにあらずで、一樹さんと向かい合っていた。
『紫陽花公園にでも行こうか?時期的に、もう遅いかな?』
「ん~、どうかな?」
『どうしたの?あまり行きたくない?』
「そうじゃないよ。一樹さん、最近忙しかったから、家で体を休めた方が良いんじゃないかって考えてたの」
『大丈夫だよ。どちらかというと、外出して気分転換したいな』
「うん。じゃぁ、そうしようか。。。」
頭の中は、ゲス野郎のショートメールのことで一杯。
一樹さんとは、上の空で話してしまった。
あぁ、もうどうしていいか本当に分からない。
絶対にコンタクトを取らない方が良いと思います。
奥さんから、以前まおさんと話をした事があるとかなんとか告白されたからどんな内容の話をしたか聞きたいとかそんな事だと思います。
まおさんのブログはなんだかドラマみたいな事が多く、ドキドキしますね。
ショートメールは2度目だし、無視してると、次回はいきなり電話かけてくるかもしれませんよ。俺なら、「あなたと話すことはありません。2度と連絡してこないで下さい」とはっきり返信しますけどね。あやふやな態度は、相手を誤解させる原因になると思いますよ。
なんでかけさすのか、わかりません。
二度と連絡してくるな、迷惑だと私なら返信して終わりです。
自分で事を大きくしてるだけでは?