体調優れず
まおです。
今朝も体調が優れず。
なかなかベッドから起き上がれない。
『このまま寝かせておいてあげたいけれど・・・起きられるかな?』
そう言って一樹さんが、ベッドから引きずり出してくれた。
弁護士さんの所に伺わなくてはならない。
さすがに当事者の私(被告)が欠席では、相談にならない。
何とか身支度を済ませて、約束の時間に弁護士事務所に到着した。
伯父様に暴力を振るわれたとき、お世話になった弁護士さんだ。
開口一番
「恐ろしく高額請求ですね(・_・)」
と目を丸くしていらっしゃった。
「こんな訴額、裁判官がひいちゃうんじゃないかな(^^;)」
そう言って笑っていた。
和解?
素人なので裁判のことは良く分かりません。
裁判所は民事事件の場合、和解をすすめてくることが多いのでしょうか?
刑事事件なら白黒ハッキリ付けなくてはいけないけれど、民事事件は犯人捜しじゃない。
争わずにお金で決着付けるのもアリらしい。
でも一樹さんはハッキリ伝えてくれた。
『訴状の内容は事実無根。もっと言うなら伯父の創作。こちらには1円も支払う理由がない。』
正直言うと、私自身は精神的に一杯一杯で。
和解金100万円くらいだったら、伯父様に渡して終わりにしても良いと思えた。
でも訴額からして、100万円で和解にはならないだろう。
事を小さく済ませたい私の思いとは裏腹に、一樹家の企業が原告になって、伯父様に訴訟を起こす方法もあると、弁護士さんから提案があった。
弁護士さん、やる気満々だね(-_-)
でも、私はその気になれず反対した。
そんな大事にしたくない。
それに裁判をするだけでも費用が掛かる。
裁判をしている間、気は休まらない。
そんなつまらないことに、エネルギーを使いたくない。
でも、一樹さんは反撃したいらしい。
一番恐れていること
結局、伯父様から起こされた裁判は、
弁護士さんにお願いすることに。
こちらから訴訟を起こすかは保留。
私が裁判所に出て行く必要は
今のところないらしく、答弁書が
出来たら連絡を下さるそうです。
弁護士さんの言葉をそのまま引用すると
「子供の喧嘩以下」という訴状。
「心配することはないですよ。」
そう言って貰えたので
少し気持ちが落ち着きました。
自宅に戻ってから、一樹さんが真面目な顔で
『僕は、伯父の訴状なんて、これっぽっちも怖くない。それより、まおさんが、また食事がとれなくなっちゃうんじゃないかって、それを一番恐れてる・・・』
そう言われちゃったもんだから、
晩ご飯は胃に詰め込むように食べました。
これでまた体調を崩したら
伯父様の思うつぼだもん。
でも、今夜も眠れない。