醤油か?ソースか?
まおです。
秋祭りの夜は散々だったけれど、翌朝は二人とも気持ちを切り替えられた。
朝食は、一樹さんがトーストとハムエッグとサラダを作ってくれた。
私はその横でカフェオレを淹れる。
テーブルの上をみるとドレッシングと醤油がスタンバイされている。
ん?醤油?
今日の朝食のメニューに、醤油の出番はあるのかい?
そう不思議に思いながらテーブルに付く。
『頂きます』
すると、一樹さんは、おもむろに
ハムエッグに醤油を掛けた!?
!!!
固まる私。。。
不意に、一樹さんと目が合った。
『どうした?』
「醤油かけるの?」
『まおさんは、かけない?』
「ハムエッグにはソースじゃないの?」
『えっ?醤油でしょ!』
ググってみた
醤油かソースか意見が真っ二つに分かれたので、ググってみた。
すると、出るわ出るわ!
醤油派・ソース派はもちろん
マヨネーズ
ケチャップ
牡蠣だし醤油
マスタード
皆さん、ありとあらゆるものをかけていらっしゃる。
結 論
好きなモノを、好きなようにかけろ
だ。
ちなみに「うどんに何を入れるか」は
私も一樹さんも「生姜」で意見が合った。
ただ、七味唐辛子しか置いていない店も多いので、その場合は、大人しく七味唐辛子をかけて頂く。
決して「おろし生姜ありませんか?」などと口走ってはいけない。
ここは二人とも意見がバッチリ合った。
やはり一樹さんとは上手くやっていけそうだ^^
手つなぎデート
この日は特別な予定もなかったので、散歩がてら、お祭りの露店を見に行こうということになった。
『20分くらい歩くよ』と言われ、お揃いのアディダスのスニーカーで出かけた。
一樹さんはペアルック的なモノもOKらしい。
むしろ率先して着用したがる傾向にある。
歩き始めてすぐ
『まおさん、手を繋いでみる?』
と聞かれた。
思わず笑ってしまった。
『笑うなんて失礼だなぁ(-_-メ)』
「だって、そういうの普通聞かないでしょ?」
『じゃぁ、どうしたらいいの?』
「サッと、繋ぐもんじゃないの?」
と、言い終るか終わらないうちに、一樹さんが私の手を取った。
おっ、繋いじゃった(´艸`*)
「へへへっ」
『まおさん、また笑った(--〆)』
照れくさいんだよ。
そーゆーの、とっても苦手なんだよ私。
心の中でそう叫んだ。
一樹さんはどう感じているのだろうか?
恐らく一樹さんも、照れくさいんじゃないかな?^^
その証拠に、いつも以上に舌好調だ。
問題は、その後だ。
お互いに、つないだ手をいつ離せばいいかタイミングが分からない。
結局、お宮でお賽銭を投げるまで繋いだままだった。
そして帰り道に、露店でたこ焼きを買った後、一樹さんは、今度は何も言わず手を繋いできた。
私は吹き出しそうになるのを必死にこらえて、手を繋いだ。
途中、陽が差し、若干、手が汗ばんできたのだが、ひたすら耐えた。
結局、自宅に着いて、鍵を取り出す場面になって、やっと繋いだ手を離した。
玄関で靴を脱ぎながら
『高校生に戻った気分だ』
そう言って笑った一樹さんの笑顔が素敵だった。