寝室が別々の謎
まおです。
せっかくの秋祭りの夜だったのに。
松浦さんの襲撃?にあったり
一樹さんが1時間半も帰ってこなかったり
寝室に立てこもったり
過呼吸になったり
予期しないことが目白押し。
気付けばとっくに日付は変わり、時計の針は午前2時をさしていた。
『そろそろ寝よう。』
そう言うと、一樹さんは寝室でなにやらごそごそし始めた。
しばらくすると、布団と枕をもってリビングに戻って来た。
はい?
『僕はソファーで寝るから、
まおさんはベッドを使って』
なぜ?
意味が分からんのだが。
一応、一樹さんには「ソファーじゃ風邪ひいちゃうよ」と声を掛けたけれど、大丈夫だと言われてしまった。
過呼吸になっちゃったんで、今夜は早く休もうということなんだけれども、一緒のベッドで良いんじゃないかい?
ただ「一緒のベッドで寝ようよ」なんて言うと、誘ってると思われそうなので言わなかった。
やっぱり初めての時は、男性から誘われたい。
ダイソン加湿器初稼動
『加湿器を付けてあげるから、まおさんはベッドに入ってて』
そう言われたので、ひとりベッドにもぐりこむ。
一樹さんは加湿器に水を入れて戻って来た。
『変だな?ミストが出てこない』
やっぱり取扱説明書、読んでませんね(-“-)
「ゆっくり100数えると出てくるよ」
そう伝えると、一樹さんは声に出して数を数え始めた。
『い~ち、に~い、さ~ん・・・』
私は可笑しくて吹き出してしまった^^
本当に100まで数えるつもりだろうか?
30くらいまで数えたところで記憶が飛んだ。
ふかふかのお布団が、私を夢の国へいざなってくれたのだ。
朝の太陽がまぶしくて
カーテンの隙間から差し込む太陽の光に気付き目が覚めた。
午前7時30分だ。
隣に一樹さんの姿はない。
そもそも、ベッドにやって来た形跡もない。
本当に、一晩、ソファーで寝たらしい。
キッチンで何やら音がする。
もしかして、一樹さん、もう起きてる!?
パジャマの上から上着を羽織って、そっとドアを開けると、一樹さんがキッチンに立っている。
「おはよう」
『おはよう。よく眠れた?』
「うん。私も手伝うよ」
しかし一樹さんは、何も言わず私の顔をじっと見ている。
寝起きの顔を見られるのは恥ずかしいが、もしかしておはようのチュ~をしてくれるのか?
私は可愛らしく首をかしげてみた♥
すると一樹さん、おもむろにハンドタオルを濡らして私に差し出した。
『まおさん、目が腫れてるよ』
ガ~ンである(-_-メ)
タオルで目元を冷やしている間に、一樹さんが朝食を作ってくれた。
まったくもって女子力ゼロである。
秋祭りの夜の食事は簡単に済ませ
ベッドにも誘われず
朝食も作ってもらった。
深く反省中