平和な日々


まおです。

まだまだ体調に波があるけれど、

入院せず自宅で過ごすことが出来ている。
 

山田さんにお手伝いに来て頂いて、

本当に毎日助かっている。
 

一樹さんも仕事で忙しいのに、

常に私のことを気遣ってくれる。
 

今日は山田さんが、外せない用があり

午後から一樹さんの実家に戻られたので、

ひとりぼっちになった私を心配して、

一樹さんが診察の合間に様子を見に来てくれた。
 

リビングのドアを開け『まおさん元気?』

そう一言話しかけると『じゃぁね!』と言って

再び歯科医院に戻って行った。
 

どうやら私の生存確認に来たらしい(^^;)
 

スポンサーリンク


電話が鳴って

実は20時頃、一樹さんのスマホが鳴った。

画面で相手を確認すると、

スマホを持って寝室に消えていった。
 

すごく嫌な予感がした。
 

普段、隠れて電話をするような事は絶対に

しない一樹さんが、寝室で電話を受けている。

つまり、私に聞かせたくない話なのだろう。
 

電話を終えて戻ってきた一樹さんに聞いた。

「誰からの電話だったの?」

『うん。また後で話すよ。』

そう言って口を濁した。
 

どうして寝室で電話を受けたの?

後で話すって、いつ話してくれるの?

何で、今、話してくれないの?
 

いろいろ不満に思ったけれど、

まだ夕食前で支度で忙しかった。
 

一樹さんもお腹が空いているだろうし、

食事の前に嫌な話を聞いて、

また食欲が落ちるのも避けたかった。
 

スポンサーリンク


電話の要件

楽しく夕食をとろうと思ったけれど、

電話の相手が気になって仕方なかった。
 

気にするのを止めようと思えば思うほど、

さらに気になって気になって仕方ない。
 

『どうしたの?まおさん。食欲ないの?

電話が気になってるの?

大丈夫だよ、心配することないよ。』
 

一樹さんが言えば言うほど心配になる。

だいたい察しはついた。
 

「伯父様のことだよね?」

『いや。。。まぁ、そうだね。』
 

やっぱりか。。。

一樹さんの様子で、何となく分かっちゃう。
 

とにかく食事を済ませてからにしようと

いうことになったのだけど、もう遅い。

既に、食事は喉を通らなくなってしまった。
 

そして電話の理不尽な内容に落胆した。

にほんブログ村 恋愛ブログ 婚活・結婚活動(本人)へ
にほんブログ村

スポンサーリンク