ホワイトデー
まおです。
ホワイトデーの前日に、
一樹さんの上着のポケットの中に
プレゼントの箱を見つけてしまった私。
私へのプレゼント?
それとも他の女性?
そんな期待と不安で眠れなかった。
いやいや、眠れなかったは嘘だ(笑)
ぐっすり眠れた^^
でも、気になっていたのは本当で、
朝早く目が覚めてしまった。
一樹さんの寝顔
一樹さんは、隣でまだ眠っている。
鼻をつまんで起こしちゃおうかな?
そんなことしちゃダメだよな。
色々考えていると、一樹さんが目を開けた!
「おはよ-」
『ん~。。。』
「お・は・よ・っ!」
『ん~、今何時~?』
「6時半だよ」
『まおさん、今朝は早起きなんだねぇ~』
一樹さんは、まだ眠そうだった。
『ふぁ~~~っ』と大きなあくびをした。
そんな寝起きの一樹さんに言った。
「今日は、ホワイトデーだね!」
『ん?あぁ、そうだね』
「ホワイトデーだからぁ・・・」
そういって、一樹さんを見つめた。
早く、プレゼントをちょーだい!
そんな気持ちを、瞳で訴えた。
すると一樹さん、何を勘違いしたのか、
『朝から、どうしたのぉ~』
そう言いながら、私のパジャマのボタンを
外しにかかった(ё_ё)
違う!
ちーがーうー!!
イヤリング
『何?違うの??
まおさんが、潤んだ目で見つめるから
求められたのかと思った。
何だ、違うの?残念。』
そう言うと、外したボタンをはめてくれた。
私、完全に、おちょくられてる。
ムッ(`へ´)フンッ・・・としてると、
『だからホワイトデーがどうしたの?』
そう聞いてくるのでストレートに言った。
「コートのポケットの中のプレゼント、私の?」
『何だ、見つかっちゃったのか(・o・)』
そう言ってベットから起き上がると、
クローゼットからプレゼントの箱を
持ってきて私に差し出してくれた。
少し前にネットで見て「可愛い♡」と言った
イヤリングをプレゼントしてくれた。
些細な事を、本当に良く覚えていてくれる。
私の体調の変化を見逃さないのは
仕事柄かと思っていた。
でも、そうじゃなかった。
体調のこと以外にも、私の話した内容、
私がとった行動など、全て記憶している。
本当に一樹さんってスゴイ人だ。
「他の女性へのプレゼントかと思った」
そう打ち明けると、大笑いしていた。
『ヤキモチ焼いて貰えて光栄です^^』
ヤキモチは可愛く焼くと、効果があるらしい。
結構、一樹さん、喜んでいた。
ただ、他の男性に通用するかは
責任は持てない。。。