お風呂で泣いた


まおです。

歯科衛生士の松浦さんが、手料理を持って訪ねてきたことで動揺しましたが、一樹さんのことは信じています。

二人で過ごす週末は貴重な時間。

気持ちを切り替えよう。

そう思いました。
 

『すぐに戻るから』と言って出かけた一樹さんが帰ってくる前に、お風呂を済ませてしまおう。

あの時のような失敗をしない為にも。

   初めてのお泊り➂一線は超えていない
 

のんびり入っていると、帰って来た一樹さんを待たせてしまうから、なるべく早く上がろう。

そう思って、急いでシャンプーをして体を洗っていると、ふと、涙がこぼれてきました。
 

私は今日、手料理を用意出来なかった。

それも仕事を理由に。

でも、松浦さんは違った。

どんなつもりで作ったのかは分からない。

でも、一樹さんの為に用意したのだろう。
 

一樹さんに、何もしてあげなかった自分が情けなくて泣けた。
 

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帰って来ない一樹さん

30分程でお風呂から上がると、
一樹さんは、まだ帰っていなかった。

私は夕食の準備をしながら、帰りを待った。

でも、1時間たっても帰って来ない。
 

松浦さんの自宅はどこなんだろう?

一体、何をしているんだろう。

重箱を返すだけじゃ終わらなかったのか?

話がこじれて揉めているのだろうか?

危害を加えられていないだろうか?

さすがに心配になって来た。
 

そして悪い妄想癖が始まった。
 

私は、どちらかと言うと、線の細いタイプだ。

一方、松浦さんは、グラマラスな感じ。

歳は40歳くらいだろうか?

急に冷え込んで風も強かったこの日、松浦さんは胸元が大きく開いた服を着ていた。

胸の谷間を強調し、かがめば胸の膨らみ全部が見えてしまうだろう。

黒いタイトスカートはヒップラインを強調し、黒いストッキングも異性を意識しているような気がした。

そんな恰好で、夜、一人暮らしの男性の自宅を訪ねるなんて。

私が居なかったら、どうするつもりだったのだろう。
 

こんなことを言ってはいけないが、思い出すと吐き気がするような装いだった。

熟女的な魅力とでも表現するのかな?

私にはない魅力に嫉妬する。

もしかしたら誘惑されているのではないだろうか?

そんな馬鹿気た考えが頭をよぎる。
 

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シャツに着いたファンデーション

一樹さんが外出してから、
1時間半ほど経過しただろか?

車の音がしたので外を見ると、
一樹さんの車が戻って来た。

急いで玄関先まで迎えに出た。
 

『ごめんね。待たせちゃったね』

そう言いながら、階段を上がりリビングへ。

『お腹すいちゃったでしょ?急いでお寿司食べよう!』

何の説明もせず、何事もなかったかのように振る舞う一樹さん。
 

このまま何も話さないつもりだろうか?

私は松浦さんが来た理由を知りたい。

でも何も聞かない方が良いのだろうか?

いろんな思いが沸き上がる。
 

どうしようかと考えていると、
一樹さんがジャケットを脱いだ。

私は、一樹さんがジャケットの下に着ていたシャツの右腕(上腕部)に、ファンデーションが付いていたのに気付いてしまった。

押さえていた感情が、一気に噴き出した。

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