久し振りのデート
まおです。
朝から雨が降っていて、
雨だれの音を聞きながらウトウト。
一樹さんから1時間遅れの8時に起床。
『おはよう、まおさん。具合どう?』
「う~ん、大丈夫だよぉ~」
もっさり動く私の姿を見て、
笑いを堪える一樹さん。
「失礼しちゃう!(-_-)」
朝は体が言うことを聞かない。
まぁ、もともと朝は苦手だったから、
病気のせいばかりじゃないかもな(-_-;)
朝食を作ろうとキッチンに向かうと、
『まおさん、モーニング食べに行こうか?』
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行きつけの喫茶店
連れて行ってもらったのは、
一樹さんが以前通っていたという喫茶店。
チェーン店ではなく個人経営のお店。
アンティークっぽいインテリアが素敵な
落ち着いた大人の喫茶店だった。
私と交際を始める前は、
休日はこの喫茶店でモーニングを
食べてから、ジムへ行ったらしい。
お店に入って窓際の席に座ると、
すぐに女性が声を掛けてきた。
「あら、一樹先生、お久しぶりね!」
40歳くらいのスラリとした綺麗な女性は
マスターの奥様だった。
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「珍しいわね。彼女?」
『はい。あっ、結婚しましたので妻です。』
そんな会話を聞きつけて、
カウンターの奥からマスターが出てきた。
口ひげをたくわえたイケメン男性。
その個性的な風貌は、
どこかで見覚えがあった。
どこだっけな?
たたみかけるように話すその男性。
世話好きのマスターといった印象だ。
ご挨拶をしながら考えた。
どこでお会いしたっけ?
ん~、思い出せない。
ん~、思い出さないと気持ち悪い。
ん~、ん~、ん~。
で、思い出した!
あの時のお二人だ!!
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