はじめに
私も、素敵な笑顔でいられるように
心掛けたいと思います。
大切な人と、大好きな人と、
いつまでも一緒に居られますように。
ただいま
まおです。
一樹さんが、私の実家に到着したのは
日付が変わった頃でした。
泣き疲れて眠っていた私でしたが、
人の話し声で目が覚めました。
『食事も風呂も済ませてきました。
お義母さん、どうかお気遣いなくー』
するとすぐ、部屋のドアをノックしながら
『まおさん、入るよぉ~』
そう言って一樹さんが入ってきました。
そしてベットで横になっていた私の
布団を軽くめくって、顔をのぞき込み
『まおさん、ただいま!』
と、声をかけてきました。
「お帰りなさい」が言えなくて
私が電話口で
「行ってらっしゃい」も
「お帰りなさい」も言ってあげられない。
そう言って大泣きしたので、
一樹さんが気を遣ってくれたのでしょう。
でも、その時は、そうとは思わず。
「「ただいま」って何よ!」
そう言い返してしまいました。
すぐに「あっ!」と気付いたのですが、
謝りもせず、再び大泣きしました。
「毎日、毎日、辛い。
息をするのも辛い。
こんなはずじゃなかった。
一樹さんだって、後悔してるでしょ?
私となんか一緒にならなければ
良かったって思ってるでしょ?」
結婚を後悔してるの?
『まおさんは、僕と結婚したことを
後悔しているのかなぁ?』
私は、布団を頭からすっぽりかぶって
いたので、一樹さんが、どんな表情を
しているか全く分からなかった。
でも、一樹さんの声のトーンから
一樹さんの悲しそうな表情が浮かんだ。
『まおさんが婚約を解消したいと言った時
僕が素直に「うん」と言っていたら
こんなことにならなかったかもしれない。
そう思うと、申し訳ない気持ちになる。
でも、それでも僕は、まおさんしか
考えられなかった。
その気持ちは、今でも変わらない。
例え、まおさんに結婚を後悔していると
言われても、僕は、結婚出来て良かった。
この先も、この気持ちは変わらない。』
そう言って、ベットの脇に座った。
その後は、ずっと無言のまま
何かを考えているようだった。
まおさん、いくらなんでも酷いですよ。
逆に一樹さんに同じこと言われたら傷つくでしょう?
今のまおさんは一人悲劇のヒロインになりきっていて、周りの人の気持ちを蔑ろにしているように見えます。
強くなって下さい。八つ当たりも度が過ぎれば修復できなくなりますよ。
いつも楽しみに読ませていただいております。
前の方もおっしゃっていますが、最近のまおさんは悲劇のヒロインぶってるだけのように思います。
一樹さんも大変だと思いますよ。
身体の方の入院も大切だとは思いますが、精神的な病院に行かれてはどうでしょうか?
お身体を大切に。