遠くからでも・・・
まおです。
今日は木曜日で、仕事がお休みだった一樹さん。
一樹さんの到着が待ち遠しくて、1時間も前からそわそわしていた(*^_^*)
『鰻弁当を買っていくから、一緒にお昼に食べよう!』
そう言ってくれた一樹さんの到着を待ちきれなくて、病室を出て、駐車場が見える廊下へ出た。
午前中の診察を受けて、帰宅する患者さんの車が多い中、1台の白い車が遠くから走ってくるのが見えた。
一樹さんの車に似てる!
木々の間から、ちらっと見えただけだけど、何となく分かるから不思議(^o^)
病院の駐車場に入ってきたその車は、少し遠い位置に駐車した。
ん~、遠くて分かりにくいなぁ~。
そう思って見ていると、車の中から一人の男性が降りてきた。
間違いない!
あのシルエットは一樹さんだ♪(*^-^*)♪
私は急いでエレベーターで、玄関ホールに降りていった。
ドキドキする
12時近かったけれど、会計窓口付近は、まだ少々混み合っていた。
一樹さんを見逃さないように、キョロキョロしながら待っていると、自動ドアの向こうから入ってくる姿が見えた。
と、同時に、一樹さんも私に気付いてくれた!
小走りに私の元まで来ると
『待っててくれたの?』と。
「うん。鰻弁当を待ってた!(^^)!」
『だろうね(-_-;)』
一樹さんはブツブツ言いながらも、すっと私の手を取って歩き始めた。
病院だろうと、どこだろうと、人前で手をつなぐことに、抵抗はないようだ。
交際当初から、ずっとそうだった。
ご近所の方が見ていても、お友達の大地さんの前でも、平気で手をつないできた。
私は、いつも恥ずかしくて、下を向いて歩いていた。
正直、今でも少々恥ずかしい。
そして今でもドキドキする(*^_^*)
担当医との面談
病室に戻ると、すぐに鰻弁当を頂いた。
病室中に、香ばしい甘辛ダレの香りが充満する。
ふんわりと柔らかい美味しい鰻だ。
思わず、笑みがこぼれてしまう。
鰻は完食しちゃった。
ご飯は半分くらい残してしまった。
ちょっとお行儀が悪いけれど、
『今はそれでいいよ^^』
そう言ってくれた。
デザートに、お義母様の持ってきてくれた葡萄を頬張っていると、看護師さんがやってきた。
「担当の先生から、お話があるので、17時に面談室に来て下さい。」
何の話だろう?
一樹さんと顔を見合わせてしまった。
治療方針の説明かなぁ?
それとも検査結果が悪かったのかなぁ?
一抹の不安を感じなからも、17時に一樹さんと一緒に、面談室に向かった。
結果は、意外なものだった。