カメラに映った真実
まおです。
手のひらの傷は、テーピング&ブライダルブーケで完璧に隠したつもりだった。
神殿での指輪交換で、指輪をはめて貰うときは、一樹さんが、さりげなく私の手のひらを、下から包み込むようにしてはめてくれた。
指輪が薬指に、すんなりはまってくれてホッとした。
でも、ここで気を抜いてしまった。
続いて、私が一樹さんに指輪をはめる番だ。
指輪に手を伸ばし手に取った後、落とさないように無意識に手のひらを上にしてしまった。
この一瞬を、天井付けのブライダルカメラがとらえ、ロビーのスクリーンにリアルタイムで上映されてしまったらしいのだ。
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夫のDV?
「らしい」というのは、まだ映像を確認していないからだ。
ロビーにいた友人の話だと、ちょうど指輪交換の手元をアップで撮影していたので、テーピングがはっきり見えたらしいのだ。
誰もが「あれっ?」という表情を見せたらしい。
花嫁がテーピングしてる。
花嫁が怪我をしている。
花嫁が事故に遭った。
花嫁が自傷した。
花嫁がDVを受けた。
そんな連想ゲームの様な憶測が飛んだと知って驚いたよ。
DVは困るよ。
一樹さんが、そんなことするわけ無いじゃないか。
誤解を解くために、披露宴では自ら「ジョギング中に転んじゃってねぇ~(^_^)v」と、明るくカミングアウトしながら各テーブルを回ることになった。
友達からは大笑いされ、親族からは呆れられた。
で、この後、とっておきの失敗をしてしまった。
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