『例えば』だと?
まおです。
一樹さんに『僕が死んだらだけど』
そう言われて驚いた。
いや、驚いたなんてもんじゃない!
頭の中が真っ白になったよ。
「一樹さん、死んじゃうの?
何で?病気なの?」(ノД`)・゜・。
そりゃぁ、もうパニックだ。
何で?どうして?
いつ?いつ死んじゃうの?
涙と鼻水とヨダレが一緒に出た。
そのくらい驚いた。
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大慌ての一樹さん
『ちっ、違うよ、まおさん。
例えばだよ。例えばの話だよ!
落ち着いて、落ちついてよ!!』
はっ?
『例えば』だとぉ?
ホッとすると同時に、頭に来た<`ヘ´>
「どうして先にそう言わないのっ!」
『ごっ、ごめん。。。』
モーレツに怒れた<(`^´)>
あんまり腹が立って、ミニクッションを一樹さんに(当たらないように)投げつけた。
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お義父様のこと
『ホント、ゴメン。謝るから、まおさん、落ち着いて・・・』
落ち着いてなんかいられるか!
心の中でそう思った。
『まおさん、でも、実際に、
明日は、どうなるか分からないんだよ。
僕の親父は早くに死んだ。
親父の歳まで、あと10年も無いんだよ。』
そう、一樹さんのお父様は、
40代半ばで突然亡くなられた。
一樹さんも、あと10年しないうちに、
お父様と同じ年齢になる。
『僕も親父と同じ年齢までしか生きられないとしたら、もう残された時間は少ないんだよ。
万が一、何かあった時の為に、まおさんが困らないように、色々伝えておきたいんだ。』
あとたったの10年しか、
一樹さんと一緒に居られない?
そう思ったら、もの凄い孤独感に襲われた。
そして、再び号泣した。
(ノД`)・゜・。
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