口数が少ない
まおです。
実家から帰って来た一樹さんは、
妙に口数が少なかった。
「お義母さんは、何ておっしゃってた?」
何度そう尋ねても『心配ないよ。』を繰り返すばかり。
ハッキリしないのでストレートに尋ねた。
「叔父様をご招待するの?しないの?」
『だから心配しなくていいよ。』
心配するとかしないとかじゃなくて、
叔父様に招待状を出すのか出さないのか?
叔父様が出席するのかしないのかを知りたいのだ。
普段はお喋りで、物事をハッキリ言う一樹さんなのに、この時ばかりはハッキリしない。
スポンサーリンク
お母様に任せた?
「一樹さんの説明じゃあ、全く分からない!」
そう詰め寄ると
『お袋が、直接会って話をするって。』
「どんな話をしに行くの?」
『結婚式に出席するかしないかだよ。』
えっ?どういうこと?
一樹さんは、叔父様に結婚の報告さえしなくていいって言ってたのに、いつの間に、結婚式に招待することが前提になったの?
「わけが分からないんだけど?」
『お袋に任せて来たから。』
え~っ、一樹さんらしくない!
でも、どうにも出来ず、今日現在、お母様からの連絡待ちです。
何だか、非常に雲行きが怪しい。。。
スポンサーリンク