朝が一番辛い
まおです。
朝、様子を見に来て下さった看護師さんに「辛いです。」そう伝えた。
間もなく、外来前の担当医の先生が来て、診て下さった。
沢山のお薬が追加された。
薬のせいか、眠くて眠くて仕方ない。
一日中、うつらうつらしてしまった。
お見舞いに来てくれた
『まおさん、起きて。まおさん!』
お見舞いに来てくれた一樹さんに、揺り起こされて目が覚めた。
「う~ん?今何時?」
『20時だよ。よく眠ってたね。』
「ん?もう夜?( ̄▽ ̄)」
『朝から何も口にしてないでしょ?一緒に食べよう。』
ボーっとしていると、一樹さんがベッドを起こして、食事の準備をしてくれた。
コンビニで買ってきたグラタンとサラダを、テーブルに並べてくれた。
しかし寝起きで食が進まない。
スプーンを持ったまま、再び寝そうになる。
『まおさん!食べてから寝る!!』
そう言って叱られた(-_-;)
食事をしているうちに、少しずつ目が覚めて来た。
沢山は食べられなかったけれど、とても美味しいと感じた。
「お腹空いていたんだな私。」
そう気付いた。
病気だから仕方ない?
片付けも一樹さんがしてくれた。
何も出来ない自分が虚しくなった。
つい「起こさないで寝かしといてくれたら良かったのに。」そう言ってしまった。
『はいはい。起こしちゃって、ごめんなさい。』
何で一樹さんが謝るの?
何で怒らないの?
上手く言えないんだけど、無性に腹が立った。
「私が悪いのに、何で怒らないの?
あんなことしちゃ駄目だって
何で怒らないの?
今だって、私が悪いのに、
何で一樹さんが謝るの?」
一樹さんは言った。
『怒らないよ。
まおさんが悪いわけじゃないから。
そういう病気だから仕方ない。
だから、まおさんを怒ったりしないよ。』
一樹さんの思いやり溢れる言葉が、逆に辛かったりする。
そしてこの後、思いがけない衝撃的な話を聞かされた。
信じられなかった。