お義母様の承諾

まおです。

一樹さんとの入籍(結婚)の許可を、

父から貰っていませんでした。

一樹さんの希望は、出会って1年の記念日に入籍すること。

だとしたら、もう時間がありません。
 

婚姻届に二人の名前は記入してあります。

後は、証人欄にお互いの両親のサインをもらうこと。
 

一樹さんのお義母様に連絡をしたら

「いつでも喜んでサインするわ。

でも、最初に、まおさんの御両親に

書いて頂くのが良いと思うの。

大切なお嬢さんを頂くのだから。」

そうおっしゃって下さったので、

昨夜、病室で、一樹さんと一緒に、

私の両親に話をしました。
 

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一樹さんに感謝

『まおさんと入籍させて下さい』

そう伝えた一樹さんに父は

「まずは、一樹君にお礼を言いたい」

そう言うと、これまで仕事終わりに毎晩

お見舞いに通ってきてくれた一樹さんに

感謝の気持ちを述べた。
 

「娘のことを大切にしてくれている。

それが十二分に伝わってくる。

問題はある(叔父様のこと)けれど、

二人で解決していって欲しい。

娘を託せるのは、一樹君だけだと思う。

病気がちで、家事も満足に出来ない。

こんな娘で良かったら、貰って欲しい。」
 

父が柄にもなく涙声になっちゃって。

それにつられて母が泣き出し。。。

何故か、一樹さんも目を真っ赤にして。
 

ここで私も感動の涙を流せれば良かったのだけどー。

点滴の薬のせいかな?

妙にテンションが高くてね。

飛び上がって喜びたいのを必死に堪えてた。

そして、うつむいて神妙な顔をしがなら、

心の中でガッツポーズをした。
 

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父の出した条件

持ってきた婚姻届を、両親に預けた。

証人欄に記入して持ってきてくれると言う。
 

ただ婚姻届を役所に提出するにあたって

父からひとつだけ条件が出た。
 

「婚姻届を提出するのは退院してから」
 

とにかく今は治療に専念して欲しいという父の気持ちと、新婚時代は二度とないから楽しく過ごせる様になったら入籍して欲しいという母の願いだった。
 

親って本当に有難い存在だと思った。

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