負担にならないように


まおです。

一樹さんとのことを色々考えた。

毎日、お見舞いに来てくれる度に

つまらない事で口喧嘩。
 

私の事を考えて、言ってくれるのは分かる。

でもそれが強い口調だったり、

私には実行できないことだったりして、

素直に受け取ることが出来ない。
 

一樹さんの立場に立ったら、

『早く治って欲しい』の一心だと思う。
 

毎日お見舞いに来てくれるのは、

一樹さんの優しさだと思う。

とても嬉しくて感謝する反面、

私には負担になって来た。

だって、一樹さんの期待通りに

体が回復していかないから。
 

私が入院したことを、一樹さんは

自分のせいだと思っているんじゃないか?

そう思うと、申し訳ない気持ちで一杯になる。

一樹さんに、そんな思いをさせていると思うと辛い。
 

叔父様の件は確かにショックだった。

でもそれ以前に、婦人科系の病気とか

ブライダルの仕事が忙しかったりとか

ラジオの仕事のプレッシャーとか

色々なことが重なった。
 

だから一樹さんのせいなどではない。
 

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事務仕事を終えて

今日、一樹さんは事務仕事を終え

15時過ぎにお見舞いに来てくれた。

『遅くなっちゃってごめんね』

そう言いながら病室に入って来た。
 

一樹さんがお見舞いに持ってきてくれた

カットフルーツを頂いた。

パイナップルが美味しくて食べていると、

一樹さんが自分の分を次から次へと

私のお皿に乗せてくれる。

「ちょっ、ちょっと待って!

 そんなに乗せたらこぼれちゃう」

『まだまだあるよ!早く食べて!』

そう言って私の口に押し込んでくる。

何の罰ゲームだよ(-_-;)

そう思ったけれど、一樹さんと一緒だと

楽しくて沢山食べられる。
 

夕食も、一樹さんの買ってきたお弁当を

二人でつつきながら食べた。

病室で一人で頂く食事は味気ない。

でも、こうして二人で食べると美味しい。

忘れていた食事の基本を思い出した。
 

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疲れている一樹さん

夕食後、一樹さんは椅子に掛けたまま眠ってしまった。

相当疲れているのだろう。
 

私は一樹さんを起こさないように、

静かに本を読んで過ごした。
 

しかしそろそろ面会時間も終わりだ。

気持ち良さそうに寝ている一樹さんを

起こすのは可哀想だけど、声を掛けた。

「一樹さん、そろそろ20時になるよ」

『えっ?僕、そんなに寝てた?』

寝ぼけ眼の一樹さんに伝えた。

「明日はお見舞いはいいから。

たまには家でゆっくり休んで。

お盆休みも予定を入れてくれていいよ」

何かいけないこと言っちゃったかな?

これを聞いた一樹さんは、

途端に機嫌が悪くなった。

『僕に見舞いに来るなってこと?』

「そんなこと言ってないよ。

一樹さんが疲れてると思ったから。

暫く会わない方が良いかもね」
 

売り言葉に買い言葉じゃないけれど、

思わぬ言葉が口から出てしまった。

「会わない方が良い」なんてこれっぽっちも

思っていないのに、つい口から出てしまった。

「たまには一樹さんも体を休めて」と

伝えたかっただなのに。
 

当然だけど、一樹さんは不機嫌な様子で帰っていった。

どうして毎日、こうなっちゃうかな?

ため息しか出ないや。

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