負けて勝つ
まおです。
コメントを頂きました。
「負けて勝つ」
表面上は負けても、
本当の意味で勝ちに行く。
無駄に争わず、
相手に勝ちを譲った方が、
のちのち自分にとって有利になる。
確かに、そうですね^^
いつか叔父様に対して、ちゃぶ台返しが出来るチャンスが廻って来るかもしれません。
その時まで、しばし心穏やかに過ごせたらと思います。
今は誰も私の話を聞かない
臨時役員会の最中も、
スカイプを通して感じていました。
今は、何を言っても、
私の味方に付く役員は居ないなと。
一樹さんの婚約者というだけで、
非常勤役員に指名された私。
私と面識のある役員は、
叔父様とお義母様と一樹さんの弟さん。
他の役員の方とは、
お会いしたこともありません。
そんな状況の中で、病んで入院中の私が何か主張したとしても「精神的に不安定な方なんでしょ?」と思われて終わりじゃないかな。
完全に私の負けだと思いました。
臨時役員会が終わった日の夜、
一樹さんから話がありました。
『まおさんの悔しい気持ちは良く分かる。
僕だって納得いかないし、このまま終わりにするつもりはない。
だけど、今は体調を整えることだけを考えてくれないかな』
一樹さんの言うことに従いました。
やり切れない気持ちはあるけれど、
今は、叔父様と喧嘩をしようにも、
土俵に上がることも出来ない。
何より、これ以上、一樹さんに心配を掛けるわけにはいかない。
お金で済ませたい叔父様
臨時役員会の後、弁護士の平野先生から連絡がありました。
叔父様の代理人弁護士のA先生から、録音レコーダーのデータを消去して貰えないかと相談があったそうです。
もちろん、叔父様からの依頼です。
笑ってしまったのが示談金の額。
前回提示された2倍になっていました。
お金で済むと思っていることに
怒れたというか呆れたというかー。
当然ですが、お断わりしました。
今すぐ、何か出来るわけではありません。
でも、いつかきっと、この録音レコーダーの音声が役に立つ。
私の身を守ってくれる。
そう考えています。