父は戻らなかった
まおです。
結局、デイルームで昼食を済ませた父は、その後、病室に戻ることなく帰っていった。
言いたいことだけ言って、さっさと帰っていくなんて。。。
一体、何しに来たんだよ。
心の中でそう思った。
でも、父が反対する気持ちも分かる。
だから頭ごなしに否定出来ない。
私も31歳だし、親の反対くらいで結婚を諦めるつもりはない。
しかし、今の体の状況を考えると、両親の反対を押し切ってというのが、物理的にも精神的にも難しい。
とにかく今は、体の回復を目指したい。
皆様からのコメントも、励みになります。
ありがとうございます<(_ _)>
お見舞いはスターバックス
その夜も、仕事を終えた一樹さんがお見舞いに来てくれた。
『具合はどう?』
「うん、フツー」
『普通?』
「そう、普通」
『僕、患者さんに普通って言われたら困っちゃうな』
「失礼しました。良くもならないし、悪くもならないって意味です」
『な~んか、機嫌悪いよね』
情けないけれど、思うようにならない体にイライラして、一樹さんに当たってしまった。
すると一樹さんは、何やらゴソゴソと取り出した。
おぅ!スタバのフラペチーノじゃないか(●^o^●)
『解けないうちに飲んで』
そう言いながら、ストローをブッ刺してくれた。
これが口に合いましてね^^
Tallサイズを一気に半分ほど吸い上げました。
『まおさんの機嫌を取るのは簡単だ^^』
そう笑いながら、コンビニのお弁当を食べ始めた一樹さん。
晩ご飯も作ってあげられなくて、本当に申し訳ない気持ちになりました。
父は暴走していた
食後、のんびりテレビを観ながら、1日の出来事を話した。
「昼間、両親と弟が来てくれた」
『良かったねぇ』
「実は、あんまり良くなかった」
『良くなかったってナニ?』
一樹さんに話そうかどうか迷ったけれど、言っちゃった。
「父がね、結婚は諦めろって」
『そうかー』
「そうかって・・・あんまり驚かないんだね」
フツー驚くでしょ?
何でそんなに平静で居られるの?
どうして?
「もしかして、父が何か言った?」
『いや、何も言われないよ』
「一樹さん、嘘が下手だし!」
『バレタか^^』
バレタかじゃないよ。
どうして言ってくれないの!!
どうやら父は、私の知らないところで暴走していたらしい。
そして一樹さんは、一人で悩んでいたのだ。
父に対して腹が立つやら
一樹さんに対して申し訳ないやら
動けない自分に情けないやら
もうどうしていいか分からなくなった。
しんどい日々が続いていますね…
お父様の辛い気持ちもわかるから、読んでて辛いです…
一樹さんは家族と絶縁してくれないんですかね?それなら百歩譲って結婚の許可出そう。まぁ、多分無理だろうけど…
どういう結論に持ってくのが一番まおさんにとっていいのか本当に難しい…
あまり無理をせず、体のこともちゃんと労ってくださいね。
良い結果となりますように。
まおさんこんにちは。
体調少しは戻りましたか?体調と心理状態は悪い時は気付きにくいですが、かなり結びついているので、まずはお身体治してくださいね。
ブログを読むにつけ、一樹さんの人柄の素晴らしさと、二人の結びつきを感じます。
問題は色々あると思います。でも夫婦の心が結びついていれば乗り越えられると私は思います。
今はいっそ結婚は脇に置いて、周りが沈静化するか、状況が変わるのを静観するのはいかがでしょうか?31歳まだ若いです。
二人が何年か付き合う事で、周囲の人に説得力が増し、周りの心配を軽減させる事が出来ると思います。
一樹さんの優しい人を気遣えるお人柄のファンなので、彼の手を離さないでほしいです。