病院のベッドの中で考える
まおです。
特にどこかが痛いとかはなく、入院生活は快適だ。
ただ、食欲が戻らない。
朝食に出されたミルクに、インスタントコーヒーを溶かし半分ほど飲む。
しかし、後は全く食べられない。
「無理して食べなくても大丈夫」看護師さんからそう言われているので、ほとんど手を付けずに返却。
出された食事は、残さずに頂くのが信条だったので、心が痛む。
その後は、昼食までひたすら眠る。
とにかく気力が沸かない。
ベッドから抜け出せない。
起きて体を動かさなくちゃ!
原稿書きもしなくちゃ!
仕事先に連絡を入れなくちゃ!
臨時役員会の日も近いのに!
しっかりしなくちゃ!
気持ちは焦るのに、
体が全く付いてこない。
全てを諦めると楽になる。
でも、すぐに自己嫌悪が襲ってくる。
こんなダラダラしてていいのかなと。
食べること
昼食は、口当たりの良い物だけを頂く。
午後になると気持ちも楽になって、
少し体を動かしたくなるから不思議。
点滴に繋がれていると動けないけど、
そうでない日は探検に行く。
最上階のデイルームから、
田舎の田園風景を眺めるのが好き。
デイルームのすぐ隣に、レストランがある。
ショーケースに、本日のランチやら
ラーメンやらハンバーグやら
沢山のメニューが並んでいる。
しかし、今日、そこを避けて通る自分に気付いた。
「美味しそう」と感じないどころか、
「食べ物を見たくない」と思った。
本気で危機感を感じた瞬間だった。
思うつぼ
入院したことは、お義母様も知っている。
しかし叔父様の耳には入っていないと思う。
かん口令を敷いたから。
弁護士の平野先生には伝えたけれど、
A弁護士には伝えていない。
叔父様の発言でメンタルを病んだなんて
絶対に思われたくないと思ったから。
そんな弱っちい人間だと思われたくない。
ここで体を壊して、一樹さんとの結婚が
駄目になったら、叔父様の思うつぼだ。
一樹さんを他の女性と結婚させたい
叔父様の思うつぼになってしまう。
だから1日も早く治したい。
早く治そうって、思わなくて大丈夫ですよ。ゆっくりと心、身体休ませて下さい。
一樹さんは、まおさんしか見てませんよ(^^)暴言叔父の思い通りになんて絶対ならない!
また食べたいと思えますよ。大丈夫。
好きな事だけして、のんびりと。
そうですね。
焦らず、のんびり治したいと思います^^
ありがとうございます。