私と父


まおです。

一樹さんのお義母様との電話。

お義母様は、私と父との関係も心配して下さっていました。

「お父さんとは、仲良くされている?大丈夫?」

「はい、大丈夫です。いつも通りです」

そう答えた。
 

嘘じゃない。

父とは、「いつも通り」だ。

しかし、その「いつも通り」が逆に、いつもと違う日常を感じさせる。
 

父は、母にはいろいろと話をしているのに、私には全く何も言わない。

気を遣ってくれていると言うより、私にどう接して良いのか分からないらしい。

叔父様の発言に憤慨し、叔父様本人から謝罪の無いまま時間が過ぎ、怒りの持っていき場の無い父。

その怒りの矛先が、徐々に一樹さんに向かっていた。
 

私は、話題を変えた。
 

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一樹さんの現在

「一樹さんは、元気にされていらっしゃいますか?」

すると、お義母様は、堰を切ったように話し出した。

「一樹はね、あの後、ずっと自分を責めているの。

 何故、まおさんだけを行かせたのか。

 どうして自分も同席しなかったのか。

 そもそも役員なんて断ればよかった。

 僕がまおさんに甘えてしまった。

 全部、自分が悪かった。

 そう言って、ずっと後悔しているの。」

一樹さんもまた、苦しんでいるのだと思った。
 

叔父様に言われた言葉は、弁護士の平野先生が「聞くに堪えない」と仰るほどの侮蔑発言だった。

それは間違いない。
 

しかし、叔父様の発言にショックを受けたとは言え、後先考えずに婚約を解消した自分の軽率な行動が、皆を悲しませ苦しませてしまった。

何であの時、もっと深く考えなかったのだろう。

冷静になれなかった自分を悔やむ。
 

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電話をしてあげて

そんな話の流れから、お義母様は突然

「まおさんから、電話してあげて」

「えっ?」

「一樹からは掛けられないと思うの」

「あっ、はい。そうですね」
 

そんな会話をした後、お義母様は

「困った事があったら、何でも相談して」

そうおっしゃってくれました。
 

電話を切った後、少し気持ちが楽になりました。

一樹さんに電話をしても良いってこと?

「何でも相談して」って、味方になってくれるってこと?

私と一樹さんが、また交際をしても良いってこと?

何より、安易に婚約解消を申し出た私を、許してくれるってこと?
 

まだ、間に合うのかな?

一樹さんと、元通りに戻れるのかな?

そうしても良いのかな?
 

すごく気持ちが揺れ動くよ。

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