辛くて身の置き所がない
まおです。
朝から調子が悪くて、
熱を測ったら39度近い。
午後、病院に行ったけれど
原因が分からない。
でも薬が効いたのか
夜には37度台になった。
体が辛い。
心は、もっと辛い。
鳴り続けるスマホ
昨日、一樹さんのご実家を
飛び出したのは16時。
ただただ、その場から離れたくて
方向も分からず歩き続けました。
15分か20分した頃、スマホが鳴りました。
ご実家からでした。
恐らくお義母様からでしょう。
私は、即、着信拒否設定をしました。
それから更に20~30分した頃、
再びスマホが鳴りました。
一樹さんでした。
恐らく実家から連絡を受けて
仕事の合間に掛けたのでしょう。
電話に出ようかどうか迷いましたが
どうしても出る気になれませんでした。
その後は、15分おきにスマホが鳴りました。
歯科医院の番号が表示されたので、
恐らく一樹さんがスタッフさんに頼んで
掛けてもらったのでしょう。
途方に暮れる
1時間半くらい歩いたと思います。
最寄りのJRの駅までたどり着きました。
一樹さんの自宅に向かおうか?
自分の家に帰ろうか?
約束では、仕事を終えた一樹さんが、
ご実家まで車で迎えに来てくれる事に
なっていました。
でも、ご実家を飛び出してしまった。
どうしたらいいだろう。
途方に暮れて駅前の公園のベンチに
座り込んでしまいました。
その場で、私はスマホを取り出し
叔父様に言われた**の意味を調べました。
イマドキ使わない言葉です。
私の勘違いではなく、
間違いなく侮蔑の言葉でした。
日が暮れてくると急に寒くなって。
近くの自動販売機で缶コーヒーを買って
指先と頬っぺたを温めました。
そのうちに帰宅する人の数が増え
時計を見たら19時でした。
一樹さんからのLINE
『今、どこに居るの?』
私は返事をすることなく
その後は、未読無視をしました。
どうしても一樹さんと
話をする気持ちになれませんでした。
自分の意志で役員の仕事を引き受けたのに
半月も経たないうちに、この始末。
「役員の仕事を引き受けてくれてありがとう」
そう言って貰ったのに。。。
一樹さんに顔向けできない。
一樹さんから次々と来るLINEや電話。
手の中で鳴るスマホの音を聞いていると
だんだんと追い詰められ
最終的に電源をOFFにしました。