森の中のオーベルジュ


まおです。

1時間遅れで到着したオーベルジュ。

それは森の中のお城のようでした。
 

南仏調の可愛らしく落ち着いた雰囲気のレストラン。

既に、21時を過ぎていて他の宿泊客の姿は見えず。

私達2人だけの為に、時間が流れているようでした。
 

窓の外は既に真っ暗でしたが、目の前の湖の湖面が月に照らされ、キラキラと輝いてとても綺麗。

対岸には街の灯りが見えます。

一樹さんが『あの灯りは〇〇の街だよ。あそこは□□だね。明日は△△に寄るよ。』と一生懸命話してくれるのが嬉しい。
 

運ばれてくるお料理は、どれも素材の味を生かした美味しいフレンチ。

目にも鮮やかで、食べてしまうのが勿体ないくらいのお料理です。
 

ワインリストには沢山の種類のワインがあったのですが、私はさっぱりわからないし飲めない。

ソムリエの方に「飲みやすいもの」を選んで頂きました。

一樹さんはお酒は強い様子で、ワインを飲んでも顔色一つ変わりません。

一方の私は、グラス半分くらい空けたところで、周りの景色がクルクル回ってしまいました。
 

デザートは Happy birthday のピアノ演奏で、可愛らしいケーキが運ばれてきました。

なんと

マイクの形のケーキで

感激しました(ノД`)・゜・。

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ずっと一緒に・・・

お部屋に戻ってからは、テラスでくつろぎました。

木々の間から覗く湖の湖面がとても神秘的。

風が葉を揺らす音だけが響き、まるで時間が止まったよう。

普段お喋りな一樹さんも、この時ばかりは無言で星を眺めていました。
 

どのくらいそうしていたか分かりません。
 

一樹さんが「風が冷たくなってきたから、そろそろ中に入ろうか?」と声を掛けてきたので、部屋に戻ろうと振り返った瞬間、抱き寄せられて初めてのキスをしました。

 
一瞬の出来事でキョトンとしていると

『これからも、ずっと一緒に、まおさんのお誕生日をお祝いしよう』

そう言うと、一樹さんは、私の頭をポンポンと2回叩いて部屋の中へ戻って行きました。
 

私は、急いで追いかけながら、一樹さんの言ってくれた言葉の意味を考えました。

『ずっと一緒に』って?

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おやすみなさい

時刻は既に23時を回っていました。

先に一樹さんがお風呂を済ませ、後から私が入ったのですが、半露天のお風呂も素敵でした。

岩風呂風の湯船に体を沈めると、視界に入るのは森と夜空だけ。

心が洗われるような気がしました。
 

体をピカピカに磨き上げ(?)部屋に戻ると、一樹さんは既にベットの中に居ました。
 

寝ちゃった?

まさかね(^^;)

そうか!タヌキ寝入りか。
 

そう思って、自分の荷物を片付けながら様子を伺っていたのですが、一樹さんはピクリとも動きません。

近づいて確認すると・・・

寝息を立てて寝てる(--〆)
 

ウソ?

それはないでしょ?

初めてのお泊りで、先に寝ちゃうの?
 

しばし呆然( ゚ ρ ゚ )ボー

次に考えたのが「どうしよう?」

どうしたらいいかググってみるか?

いや、ググったって、答えなんか出てこないよね(^^;)
 

救急車の騒ぎもあったし、仕事終わりに車を1時間も運転してくれて、疲れちゃったんだね。

楽しいお誕生会になるように、気も使ってくれたんだろうな。

そう思ったら、このまま寝かせておいてあげようと思いました。
 

一樹さんを起こさないように、そっとベットに入って、ちょっと離れた所に寝てみました。

ちょっと離れすぎてるかな?と思い、少しずつ近づいてみましたが、何だか恥ずかしくなって元の場所に。

結局、大きなベットの端っこと端っこで、仲良く眠りにつきました^^
 

素敵な夜をありがとう

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