1通のLINE
まおです。
まだ、確定ではないけれど、大きな決断をすることになりそうです。
つい1週間前までは、考えてもみなかったこと。
人生って、いつ何が起こるか、本当に分からない。
始まりは、先日の土曜日の夜。
仕事を終えて帰宅すると、一樹さんから1通のLINEが入った。
『明日の夜、会えないかな?』
「ごめんね。ちょっと厳しい」
日曜日は、披露宴の司会の仕事が入っている。
事務処理も溜まっていて、片付けなければならない。
『仕事場まで迎えに行くし、帰りも送るよ』
「ごめんね。無理っぽい<(_ _)>」
すると、すぐに電話が掛かって来た。
仲人さんに挨拶に伺う
『明日の夜、仲人さんに御挨拶に行きたいんだ』
そりゃ、また、
随分と急ですね(-_-メ)
「何で、勝手に決めちゃうの!」
と、怒ってみたものの、先方も、お忙しいらしい。
結局、日曜日の仕事終わりに、一樹さんが式場まで迎えに来てくれて、車に押し込むように乗せられ、お仲人さんの元へ急ぎました。
高速に乗ってすぐ、疲れでウトウトしてしまった私。
『着いたら起こしてあげるから』
そう言われて、眠ってしまいました。
どの位走ったのか分かりません。
『まおさん、もうすぐ着くよ』
そう言われて目を開けると。。。
何だか見たことのある景色。
どこだったかな?
そう考えながら、助手席の窓ガラスを鏡代わりに、乱れた髪を整えた。
ん?
ここ、本能寺じゃん!
拒否る
「何で?
お仲人さんの自宅へ行くんじゃないの?
一樹さんのご実家には行かない約束だよね?
騙して連れて来たの?
ヤダよ。絶対、行かないよ!」
『ちょっと、まおさん落ち着いて』
落ち着いていられるかよ!
どうやらこの日、ご実家でお茶会があって、お仲人さんがいらっしゃっていたらしい。
当初は、お仲人さんのご自宅にお邪魔する予定らしかった。
しかし、ついでだからと、お茶会後に残って、私と一樹さんを待っていて下さったのだ。
私は車のシートベルトを外さず、車のシートにへばりついて抵抗していた。
しかし、一樹さんのコチョコチョ攻撃を受け、ひるんだすきにシートベルトを外されて、車の外に引きずり出された(ー_ー)!!
『まおさん、お願い!叔父は居ないから。それに、もう随分お待たせしちゃってるから頼むよ』
そう言われて渋々、本堂玄関に向かった。
恐らく、眉間にシワを寄せ、口はへの字に曲がっていたと思う。
『まおさん、ここはどうか、よそ行きの顔でお願い!』
そう言われて、覚悟を決めた。
そして、話はとんでもない方向へすすんで行った。
病院に行く前の話
最初に書いたように、実はこれ、先週の土・日曜日の話。
その後、水曜日にA総合病院の婦人科で、病状が悪くなっていることが分かった。
だから、この「とんでもない方向へすすんだ話」がどうなるか分からない。
結婚のこと、仕事のこと、病気のこと、一樹さんのご実家の会社のこと。
もう、いっぱい一杯。
考えても考えても、どうにもならないことばかり。
一樹さんは『どうすればいいか』ではなく『どうしたいか』を考えればいいと言ってくれた。
でも今は、どうしたいかさえ分からなくなってきた。
正直言えば、逃げ出したいと思う時もある。