インプラント
まおです。
昨夜『僕は飛べないスーパーマン』という弱気な発言をした一樹さん。
しかし一夜明けると、患者さんの元へ颯爽と飛んで行った^^
本来は、木曜日は休診日だけど、インプラント治療の患者さんがお見えになった。
インプラントって時間が掛かるらしくて、通常診療の時間の合間には難しいらしい。
患者さんのご都合もあるしね。
『まおさん、ごめんね。午前中だけ仕事させてね』
そう言って、歯科医院に出勤して行った。
忙しくて大変だと思うけど、全く苦にならないらしい。
はつらつとした表情で下りて行った。
一方の私は、何かお手伝い出来ればいいのだが、全く役に立たない。
せめてお昼&晩ご飯に、美味しいものを用意しようと腕を振るった。
男性の胃袋を掴め!
そうは言っても、実家暮らし女子の家事力は低い。
料理のレパートリーは、数えるほどだ。
正直に書こう。
この日のお昼は、冷やし中華。
晩ご飯は、親子丼だ(^^;)
もはや料理と呼べるかどうかのレベルだ。
それでも診療を終えて帰って来た一樹さんは、冷やし中華を『具だくさんで美味しい』と喜んで食べてくれた。
『食事の心配をしなくていいのは嬉しい』のだそう^^
よく「男性の胃袋を掴め」って言うけど、本当だね。
特に、一樹さんの様に、一人暮らしの長い男性の胃袋は、意外に簡単に掴めて、尚且つ、効果てきめんだ!
私程度の、料理のレベルでもイケる(笑)
そして私は、もうひとつ一樹さんの心を掴んだ。
それは、以前にもご紹介したけれど、マッサージの資格を取ったこと。
『仕事を終えた後に、まおさんに、マッサージをして貰うのが1番の楽しみ』
そう言って貰える♥
『マッサージをして貰っている時は、もちろん気持ち良いけれど、翌朝、すごく体が軽い!』らしい^^
この日も、食事を終えて暫くすると
『ねぇ、今日、サロンまおは営業日?』
とか、何とか言いながら、マッサージ用の服に着替えて準備を始めている(笑)
※ボタンやファスナーが付いているとマッサージがやりにくいので。
最初は、一樹さんの腕の筋や筋肉を傷付けたりしてはいけないと、おっかなびっくりだった。
でも今では、その日の体の様子を聞きながらマッサージ出来るまでに上達した。
マッサージの資格は、本当に取得して良かったと思う。
スキンシップになるよ。
ただ、一樹さんは、いつも5~10分位で夢の国へ行ってしまうんだけどね(笑)
一本の電話
マッサージが終わった後も、一樹さんはソファーでウトウトしていた。
私は、その横で、洗濯物を畳んだり、片付けものをしていた。
当たり前だけど、お喋りな一樹さんも、寝て居る時は喋らない。
でも、目が覚めた途端に話し相手が必要になるので、一樹さんの目が覚める前に、一気に家事を片付けたかった(笑)
15時少し前だったと思う。
テーブルの上にあった、一樹さんのスマホが鳴った。
画面に目をやると、一樹さんのご実家からだった。
穏やかに流れていた時間を、台無しにされた気がした。
でも、黙って居るわけにもいかず
「ご実家からだよ」
そう言って、一樹さんにスマホを渡した。
一体、何の連絡だろう。
嫌な予感しかしない。。。