だんまり


まおです。

実家で大きな声で、叔父様に抗議してくれた一樹さん。

言葉遣いが乱れることは無かったけれど、その勢いに圧倒された。

一樹さんが本気で怒ると、こうなるんだ・・・そう思った。
 

でも、すごく嬉しかった(ノД`)・゜・。

私の為に、抗議してくれたんだ。
 

だた、私はその場に居なかったので、状況はよく分からない。

だけど聞こえて来た話の内容から、叔父様はだんまりを決め込んだようで、ひと言も発せずに終わったようだった。
 

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ソーダストリーム

自宅に戻って、一樹さんは落ち着いたように見えた。

何か言葉を掛けなくちゃいけないと思ったけれど「ありがとう」と言っていいのか「ごめんね」と言った方が良いのか分からなかった。

もう話を蒸し返さない方が良いのかなとも考えたら、何も言えなくなってしまった。
 

そうこうしているうちに、一樹さんが言った。

『冷たいものが飲みたいな』

ボーっと突っ立っていて、気の利かなかった私。

急いでキッチンへ行って、ソーダストリームで “これでもかっ!” ってくらいの強炭酸水を作り、レモンを絞って出した。
 

ストローで一気に吸い上げた一樹さん。

その直後・・・

『げふっ(; ・`д・´)』

となって、二人で大笑いした(^o^)
 

『まおさん、嫌がらせみたいに炭酸入れてたもんね(-_-)』
 

ソーダストリームって、その音と回数で、どれくらい炭酸が注入されたか分かるんだよね。

一樹さんに、スッキリしてもらいたくて、ボトルが破裂しそうなくらいの炭酸を注入した^^
 

ソーダストリームに救われたよ(笑)
 

※ソーダストリーム(炭酸水を作る家電)は家電量販店等で1~3万円程度で販売されてます。
 

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正直に伝えた

『もうちょっと近くにおいでよ』

そう言われて、一樹さんのすぐ隣に座った。

炭酸水で乾杯だ^^
 

この時、一樹さんは、もう落ち着いていたけれど口数が少ない。

まだ、頭の中でいろいろ考えているようだった。

『昨日は飲み会で遅くなったし、今日は式場も見学に行けなくて、挙句にあんなことになっちゃってゴメンね』

「いいの、いいの。私のご挨拶の仕方が悪かったんだと思う」
 

声のトーンが高過ぎたとか、お辞儀した時に髪が垂れて来たとか、お辞儀の角度が深すぎて不愉快だったとか。

叔父様が、私のことを快く思っていなければ、そんな些細なことも気に入らなかっただろうと思った。

でも・・・

『まおさんは、誰が見ても、しっかり挨拶出来ていたよ』

そう言われて、ぶわっと泣けてきた(p_-)

「ゴメン。私、もう叔父様とは顔を合わせたくない」

『まおさんが、そんなにハッキリ自分の気持ちを言うのは初めてだね』

そう言って、一樹さんは驚いていた。
 

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確かにそうかもしれない。

いつも一樹さんの気持ちを先読みして “こうしたら喜ばれるかな?” とか “こういう言葉を期待されてるのかな?” と考えながら行動してきた。

だから今回みたいに、自分の気持ちを前面に押し出して、はっきりと「嫌だ」という意思表示をしたのは初めてかもしれない。
 

一樹さんは、私の気持ちを理解してくれた。
 

今回は、一樹さんとお義母様と山田さんの3人だけだったけれど、もし次回、親戚中が集まった席で同じように無視されたら、耐える自信がない。

その場で泣きだしてしまうかもしれない。
 

この日を最後に、当面、ご実家には顔を出さないことにした。

夕方、心配して電話を下さったお義母様にも、一樹さんが話して承諾を取ってくれた。

私は電話に出なかったけれど、お義母様も謝って下さったそうだ。

お義母様が悪いのではないのに、申し訳ないことをしてしまった。
 

この日は、一樹さんも疲れていたようだったので、早目に帰宅しようと思っていた。

けれど『今夜も泊まっていきなよ』と言われ、もう1泊した。

さすがに一樹さんも、この日のことは堪えたらしかった。

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