婚活で本交際中
まおです。
翌朝、大地さんは、9時過ぎに張り切って出かけて行きました。
以前にも書きましたが、大地さんの彼女は私の仕事仲間。
婚活で言えば、本交際を始めたばかりの二人は、とても初々しい(●^o^●)
大地さんたら出掛けに『ねぇ、俺、どこか変なとこない?』だって。
髪型とか、服装とか、おかしなところが無いか、私に確認して欲しいらしい。
「大丈夫!イケメンだよ^^」
そう伝えると、嬉しそうに出て行きました。
そんなに張り切って大丈夫かな?
息子を送り出す、母の気持ち(笑)
『やれやれ、大地が居なくなって、やっと静かになった』
そう言いながら、遅い朝食をとり始めた一樹さんと私。
「美彩さんとお泊りする仲になれば、見向きもされなくなっちゃうから、それまではいいんじゃない?^^」
一樹さんと大地さんが揃うと、やかましくて賑やかで楽しいから、Wデートも良いかなぁなんて思っています。
結婚まで山あり谷あり
朝食後に急いで片付けをして、外出の準備を始めたのですが、一樹さんが何か言いたげ。
この日は、結婚式場を見学する予定だったので、私は若干テンションが高い。
そんな私の手を引っ張って、ソファーに座らせた一樹さん。
嫌な予感がした。
『あのね、まおさん・・・』
おぅ、予感的中だよ(-_-)
『外で話して、また、まおさんを号泣させちゃいけないから、ここで話すんだけど・・・』
お~ぃ、もう勘弁してくれぇ~
今度は何だ?
また泣かされちゃうのか?
一気にテンションが下がったよ。
要約して話すと。。。
「叔父様派のご親戚が、私達の結婚式に出席しない」
らしいよ!
『本当にごめんね』
「・・・・・」
『まおさんに悲しい思いばかりさせてしまう』
「・・・・・」
『僕が頭を下げて、出席してくれるよう頼んでみる』
「へへへっ。。。」
『えっ?』
「いひひっ。。。」
『まおさん、どうした?』
「ぐふふっ。。。」
『!?!?!?』
もうさ、
悲しいとか通り越して
可笑しくて笑えたの\(^o^)/
ドラマより面白い
『何か可笑しかったかなぁ?』
「だって、一樹さん、この世の終わりみたいな顔してるんだもん(^o^)」
『何とか、説得して出席してもらうようにするから・・・』
一樹さんの深刻な顔を見て、笑ったことをちょっぴり反省した。
仲人を断られたことで、終わったと思っていた話は、更に深刻で大事になっていたらしい。
一樹さんにしてみれば、小さい頃から可愛がってくれていた叔父様が、ここに来て掌を反したような行動に出たのだ。
私が考える以上に、ショックだったに違いない。
私は言った。
「それで良しにしようよ^^」
「皆、それぞれの立場や考え方があるんだよ。頭を下げて出席してもらう様な事じゃないよ」
「叔父様と喧嘩をしようなんて思っていない。ただ、今は、分かって貰えないと思うんだ」
「でも、時間が経って、私と一樹さんが幸せに暮らしていれば、その時は、理解して貰えると思うよ」
「それでいいじゃない^^」
この日は、お花見の時とは逆に、私が、うな垂れる一樹さんの背中をさすった。
こんなことを言っては失礼かもしれないけれど、叔父様御夫婦と他の親戚の方がいらっしゃらなくても、結婚式は行える。
祝福してくれる気持ちのある方だけ出席して下されば、それでいい。
披露宴が開宴して、新郎側の親族席が空っぽだったとしても、それでいい。
一樹さんと一緒なら
何でもいいんだ^^