時間が欲しい


まおです。

一樹さんとは、もう会えないのかな?

そんな風に感じ始めています。

木曜日に自宅でブログを書いていることが、その証拠。
 

『ちょっと時間を貰えないかな?』

そう言われてしまった。
 

何の為の『時間』が必要なのか分からない。

このまま終わりになっちゃうのかな?

そんな不安と闘っている。
 

回想ブログになっちゃうけど、

ここ3日ばかりの出来事を

ポツポツ書いていきます。
 

更新が途切れたら、一樹さんとは終わったんだと思って下さい<(_ _)>

お詫びしたい

一樹さんから『まおさんにお詫びしたい』と連絡があったのは、19日の月曜日の夜。

電話ではなく、直接会って謝りたいと言われた。

その様子が、とても深刻そうで焦った。

「結婚出来なくなった」とか言われるのかなと不安になった。

もちろん思い当たることはない。
 

翌20日の火曜日は、大急ぎで仕事を終え、一樹さんの自宅に向かった。

もともと会う約束はしていたし、一樹さんのお友達の大地さんも、連休を利用して泊まりに来ることになっていた。

その準備もしたくて、早目に行った。
 

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お義母様の仕業

私が到着した時、一樹さんは、ちょうどお昼休憩だった。

「私にお詫びしたいって、なに?」

今聞かなければ、大地さんが来た後では話せない。
 

一樹さんは一気に話し始めた。

『ごめんね、母の仕業だった』
 

私には、全く何の事か分からなかった。
 

『母が興信所で、まおさんのことをいろいろ調べたんだ』

「えっ?」

一瞬、頭が真っ白になった。

次の瞬間、あの時のお義母様の言葉を思い出した。

「まおさんの、お勤め先の式場でいいじゃない」

そうか。

興信所で調べたのか。。。
 

一樹さんは、土下座とまでは言わないが、両手をテーブルについて頭を下げた。

『母が失礼なことをした。本当に申し訳ない』

その姿に驚いた私は、急いで駆け寄って「止めて止めて」と言いながら、一樹さんの体を起こした。

「一樹さんが謝る必要ないよ。でも、どうして分かったの?」

『僕の知らないことを知っていたから、おかしいと思って問い詰めたんだ』
 

一樹さんの知らないことって何だろう?

何だか、とても嫌な気持ちになった。
 

「ちょっと驚いたけど、調べられて困るような事はないから良いよ^^」

そう言って、明るく笑って見せた。
 

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興信所の調査報告書

「ひとつ聞いても良いかな?」

『ああ』

「調査報告書って、どこにあるの?」

『僕が引き取って来た』

「見せて欲しい」

『・・・』

「気になるもん、やっぱり(^_^)」
 

一樹さんは、すんなり私に調査報告書を渡してくれた。

そしてこう言った。

『こんな家でも、お嫁に来てくれる?』

「もちろんだよ(^_^)v」
 

ゆっくり話をしている時間はない。

午後の診察の時間が近づいている。

「早く行かないと、患者さんをお待たせしちゃうよ!」

余計なことを考えずに、仕事に集中して欲しい。

そう思ったので、努めて明るく送り出した。
 

一樹さんが、歯科医院に入ったのを確認してから、私は恐る恐る興信所(探偵事務所となっていた)の調査報告書を開いた。

そして泣いた。

こんな中途半端な調査報告書ってあるのかな?

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