ホワイトデー


まおです。

2月・3月って、意外と結婚式を挙げる方が多いんです。

そして4~6月はブライダルシーズン。

目の前の披露宴の仕事をこなしながら、トップシーズンの準備をしなくてはならない今の時期が、一番忙しい時期になります。
 

どうにも仕事が立て込んで

「今度の木曜日は会えないかもしれない・・・」

そう一樹さんに伝えた。
 

いつもなら『仕事頑張ってね』と言ってくれるのだが、今回は違った。

『ホワイトデーに会えないの?』

『ホテルもレストランも予約とったよ』

そう言われると、私も無理をして時間を作り、会いに行きました。
 

出会って半年の記念日も忘れない一樹さん。

これまでも私の誕生日やクリスマスは、キチンとお祝いをしてくれた。

特別な日に限らず、普通の日のデートのプランは毎回完璧だ。

そんなマメったい一樹さんだから、ホワイトデーをスルーするはずはないと思っていた。

だけどさ、ホテルやレストランを予約するなら、事前にひと言、相談してくれてもいいんじゃないかな?

まぁ、贅沢な悩みか・・・。
 

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ラジオの人と呼ばれて

ホワイトデーの夜。

19時少し前だったと思う。

1階から一樹さんが、私を呼ぶ声がした。

何だろうと思って降りて行くと

『まおさん、ちょっといいかな?』

そう言って歯科医院に連れて行かれた。
 

仕事終わりの従業員さん達に声を掛けると、おもむろに

『婚約者のまおさんです』

と、紹介してくれた。
 

突然のことで驚いたけれど、

「初めまして、まおです」

そう言って頭を下げると

『おおっ!』というどよめきのあと拍手を頂いた。
 

何の拍手だ?と思っていると

『ラジオの人だ』

『ラジオの声と一緒だ』

『本当にお付き合いしてたんだ』

『一樹先生の妄想だと思ってた』

『先生のどこが良かったんですか?』

『先生と付き合うなんて根性ある』

『まおさん、考え直すなら今ですよ!』

・・・などなど。

一樹さん、散々な言われようだった(^^;)
 

私が一樹さんの自宅にお邪魔する姿を見掛けた従業員さん達に、日頃から追及されていたと言う一樹さん。

ずっと紹介するタイミングを計っていて、ホワイトデーに紹介しようと決めたらしい。

それが、どうしても今夜会いたい理由だったのかと思った。

 

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今夜会いたかった、もう一つの理由

レストランの予約の時間が近づいていたので、急いで支度をして車で出掛けた。

その車中で一樹さんが言った。

『あいつらの言った事は気にしないで』

「大いに気にしちゃいますけどぉ~」

そう言って笑った。
 

ホテルに着くと、急いでチェックイン。

高層階の夜景の綺麗なお部屋だった。

でも、ゆっくり眺めている時間はない。

急いでレストランに移動しなくっちゃ。
 

身支度を整えて部屋を出ようとしたら、一樹さんに呼び止められた。

『まおさん、ちょっとこっちに来て』

「早くしないと遅れちゃうよ」

そう言いながら、一樹さんの側に行った。
 

そして分かった。

どうしても今夜、デートしたかった理由が。
 

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