それは披露宴です。
まおです。
こちら↓の話の続きになります。
お義理母様、それは強引過ぎますって・・・
定義が難しいのですが、おおよそ次のような区分けになっています。
一般的に「結婚式」と言うと
挙式と披露宴のことですね。
挙式は、神式・チャペル式・人前式など。
披露宴は、挙式後のお披露目の宴。
披露宴は、乾杯までを披露式。
乾杯後を披露宴と呼びます。
私の式場では「会食」と言うと、小人数での食事会を指します。
挙式も披露宴も行わないけれど、ブライダル写真を撮った後、家族で食事をしたい。
挙式はするけど、披露宴はしない。
でも、家族と食事をしたい。
そんな時に会食が行われます。
会食は、通常、新郎新婦とその御両親・兄弟姉妹。
数人から、多くても20名程度。
一樹さんの、お義母様の会食出席者リストは、ご親戚を含めて31名。
それって、もはや会食じゃありません。
一樹さんのご親族が31名出席するのに、私の方は両親と弟だけって・・・。
いくらバランスを気にしないと言っても、格好がつきません。
同じ人数で調整すると、両家で60名を超える出席者になります。
この人数になると「誰が音頭を取るの?」って話になります。
そうすると、司会者が必要です。
つまり、立派な披露宴です(-_-メ)
これ、司会者が居ないと収拾がつきませんよぉ。
見知らぬ両家が、いきなり一つの会場に入れられ「あの方、誰?」状態。
誰から挨拶するの?
食べていいの?
飲んでいいの?
喋っていいの?
写真撮っていいの?
下手すると、居心地の悪いレストランで食事するのと、変わらなくなっちゃう。
意見の食い違い
一樹さんは、いきなり不機嫌に。
『家族で会食って伝えただろ?』
「親戚だもの家族よ」
『まおさんのご両親と弟さん。仲人の伯父さん夫婦と、お袋だけに決まってるだろ。』
お義母様と一樹さんの話に口を挟むことも出来ず、最後まで無言を貫いた私。
最初は、お義母様が「会食」の意味を勘違いなさったのかと思ったけど、どうやら確信犯。
会食という提案を逆手にとって、出席者のリストアップをしたようだ。
最後まで、話し合いは平行線。
喧嘩をしたわけではないけれど、後味の悪い終わり方で、一樹さんのご実家を後にしました。
披露宴って大事?
帰り道の車中、空気は重かった。
ため息ばかりついている一樹さん。
私は無言で、外の景色を眺めていた。
ふと、一樹さんが洩らした。
『まおさんが、会食なんて言うから』
えっ?私のせい?
そりゃぁ、ないよ。
私が会食を提案した時、一樹さんは「それが良い!」って喜んでたじゃないか。
「一樹さんの好きにしたら」
『どういう意味?』
「私は、会食も披露宴も、してもしなくてもいいよ。一樹さんの意見に従うよ。でも、お義母様を説得するのは、一樹さんの役目だからね」
『披露宴って、そんなに大事?』
「私は、その仕事にプライドを持ってるけどね」
価値観の違いって、こういうことか。
考え方の違う人に、何を言っても無駄。
まだ始まったばかりだけど、結婚の準備って本当に大変。
二人の希望だけじゃなくて、両家の両親の希望も考慮して決めなくちゃならない。
頭では分かっていたけれど、スタート段階でモメるとは想定外。
もう、どうにでもなれと思った。
しかし、この後、事態は急展開する!
「まおさんが、会食なんていうから」
すごいですね…感情的になって心の中で思っていたとしても、いくら何でもそれを口に出しちゃダメでしょって感じです。さてさてこの後、どうなるやら。
あんまりですよねぇ(;_;)
その後、ちゃんと謝ってはくれましたが。。。