いざ行かん!
まおです。
翌朝は、バッチリ目が覚めた!
『まおさん、張り切ってるね^^』
そりゃそうだ。
婚約指輪を見に行くんだもん(´艸`*)
朝食を済ませて、すぐに支度をした。
一樹さんの車で、いざ行かん!
どうやら〇△◇百貨店へ行くらしい。
気軽にジュエリーショップを覗くつもりで付いていったのだが、一樹さんが外商サロンに予約を入れてくれてあった。
年の功と言えばそれまでだけど、デートのエスコートはいつも完璧だ。
以前にも書いたのだが、私は「もっさり」した男性が苦手だ。
外見がもっさりは勿論、性格的なもっさりも苦手。
どのレストランに行くかなかなか決められなかったり、メニューを選ぶのに時間が掛かったりすると「この人に付いて行って大丈夫か?」と思ってしまう。
その点、一樹さんは、黙ってついて行けば間違いないと思える安心感がある。
婚約指輪のデザイン
「シンプルで飽きの来ないデザインをご希望との事でしたので、何点かご用意させて頂きました」と満面の笑みで接客して下さる店員さん。
お決まりの「ダイヤモンドのグレード・4Cについて」の説明から始まった。
もう皆さん、ご存知だと思うので割愛しますが、早い話が「ダイヤモンドはデカければいいってもんじゃない!」というお話。
グレードがあることは知識として分かっていても、正直、実際にダイヤを見ても、素人には良し悪しは全く分からない。
10万円のダイヤと、1億円のダイヤを比べれば分かるかもしれないけれど、サロンで見せて頂いた10点程のダイヤは、デザインの違い位しか分からなかった。
ん?
分からないのは私だけか?
宝石とは縁のない人生を送ってきたからね。
値札が付いてんじゃん
「実際に指にはめてご覧になって下さい」と店員さんがおっしゃってくれたので、それじゃぁと手を出した。
前夜に、指毛の手入れをしてきて良かったよ(・_・;)
で、ふと気が付いた。
値札が付いてる!
当たり前と言えば、当たり前だ。
純粋にデザインを選びたいのだが、値札を選んでしまう。
ダイヤモンドの輝きより、値札に目を奪われる。
ちょっとビックリするようなお値段の指輪もあって、一樹さんにアイコンタクト。
すると『それが気に入ったの?』と。
いやいや、違うよ、違う。
そーじゃないんだ。
でも、店員さん二人にがっちり囲まれて「高過ぎるんじゃない?」とは言えない雰囲気。
かと言って、安い指輪を選ぶのも失礼なのか?
一樹さんの予算って、一体いくらくらいなんだろう。
失敗した。
最初に、予算を聞いておくんだった。
急なお誘いで、下見程度の感覚で来たので戸惑った。
嫌な脇汗が出た💦