ウェディングアルバム


まおです。

タイトル通りの内容です。

私がイメージしていたのは、カッターで切り刻まれたアルバムでした。

でも、実際に目にしたのは、ちょっと様子が違いました。

顔だけが切り取られていました。

それも新婦の顔だけが。

最初から最後まで。

全て。
 

ショックでした。

この写真を見て、一樹さんがどれだけ悲しかっただろう。

一樹さんの悲しみを思って、ショックを受けました。
 

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墓場まで持っていく

私はすぐに、アルバムを元の位置に戻しました。

どうして元奥様は「自分の顔」だけを切り取ったのか?

少しだけ事情を知っている私には、何となくその行為の意味が分かるような気もしました。

ただそれは想像の範囲で、切り取った本人でなければ、その真相は分からない。

もしかしたら、本人も分かってないかもしれない。
 

今更だけど、ふと気付いてしまった。

元奥様は大学卒業後、すぐに一樹さんと結婚した。

恐らく、私と同学年だ。

「だから何だ?」って言われそうだけど、意外な共通点に運命(さだめ)的なモノを感じた。

顔の見えない彼女に、呼ばれた気がした。

頼んでも居ないのに。
 

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アルバムを開いたその時は、衝撃でした。

でも、今は、不思議と落ち着いた気持ちです。

見たことで、自分自身が納得出来ました。
 

そして、アルバムを見たことは、一樹さんには絶対に言わない。

墓場まで持っていく。

そう決めました。
 

ん?

一樹さんと同じ墓場に入るんだよな?

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