仕事終わり
まおです。
ラジオの仕事が終わり、一樹さんの自宅に戻って来ました。
最初にしたこと・・・
それはパンドラの箱の確認。
有りました。
クローゼットの隅っこに。
一樹さんが触った形跡はなっしんぐぅ~。
昨夜、あれだけハッキリ仕掛けたのに。
仕掛けに掛かって来ない。
ウェディングアルバムの存在など、全く忘れているらしい。
この時点で、一樹さんに悪意がない事はハッキリした。
しかし、故意も悪意もないだけに困った。
早く片してくれないと、私が開けちゃうよ~ぉ(ーー゛)
もうさ
「開けて楽になれよ!」
って思ったりする。
どっちみち、見ちゃうんだろ?
頑張らなくていいよぉ^^
しかし、パンドラの箱に構っている時間はない。
急いで晩ご飯の支度をして、お風呂を沸かす。
私が帰宅して1時間程すると、一樹さんが帰って来た。
『ただいま!』
「お帰りなさい^^」
『噛んだね。天気予報』
「直前に差し替えでね」
『聞いててドキドキした(‘_’)』
「地名が読めて良かった」
『・・・・・』
言い訳するわけじゃないけど、地名って難しいのよ。
地元じゃないから余計にね。
常盤町を「ときわちょう」と読むか「じょうばんちょう」と読むかとかね(^_-)-☆
そんな話をしていると、晩ご飯の支度が出来ているのに気付いた一樹さん。
『まおさんだってお仕事してるんだから、お弁当でも何でもいいんだよ』と労ってくれる。
昨日のうちに、下ごしらえを済ませてあった豚の生姜焼き。
食べる直前に焼いて、キャベツとミニトマトをトッピング。
それにキノコのお味噌汁を用意しただけの超簡単料理。
たったそれだけの料理だけど『ありがとう』と言ってくれる。
結婚しても変わらないで居てくれたら嬉しい。
8歳近く歳の差のある私達。
私から見ると、一樹さんは大人で紳士だ。
大概のワガママは聞いて貰えるし、優しくて気が利く男性だ。
そんな一樹さんが起こした今回の失態(?)
なんでウェディングアルバムなんて過去の遺物を、放置して忘れちゃったのだろう。
思い入れがあって捨てられなかったのか?
それとも、全く興味がなくて、単純に忘れてしまったのか?
私に見せるつもりなんて無かっただろう。
私だって、家探ししたわけじゃない。
たまたま、事故的に見つけてしまった。
離婚して7年以上。
元奥様に気持ちが残っているなんて、これっぽっちも疑ってはいない。
勝手に処分しちゃう?
それはダメだよな。
「こんなの見つけちゃったぁ(≧▽≦)」とオチャラケてみる?
それも自信ないな。。。
逆に、開けてしまうだろうという自信がある。
パンドラの箱オープンの、カウントダウンは始まっている。