お昼の休憩
まおです。
一樹さんが、お昼休憩に自宅に戻って来たのは13時近く。
『寒くて、患者さんも少ない』
それでも沢山の患者さんの車が出入りしていた。
一樹さんと従業員さんたちは、お昼のお弁当を配達してもらっている。
今日も、そのお弁当を持って自宅に戻って来た一樹さん。
しかし私の炒飯を見ると『まおさんの美味しそう』だって(^_^メ)
冷凍ご飯と卵とシャウエッセンとネギを炒め、炒飯の素で味付けしただけの残り物ご飯。
それでも「交換する?」と聞くと、嬉しそうに『うん』と言って食べ始めた。
1食460円程で届けてくれるというお弁当。
ボリュームもあって味も悪くないけど、どうしても揚げ物が多くなってしまうらしい。
毎日食べると飽きて来ちゃうのだろう。
とくにこの時期は、冷たくなって脂が浮いてしまうおかずもある。
サラダ類と一緒に盛ってあるおかずを、皿に取り分けレンチン♪するなんて、面倒くさくてしていないだろう。
忙し過ぎる
食後に、コーヒーを淹れてあげた。
飲み終わると『お昼寝するから15分たったら起こして』と言われた。
いつものお昼寝タイムだ。
しかしすぐに、昨日の税理士さんから電話が入って起こされてしまった。
診察中は電話に出られないので、休憩時間は外線が集中する。
結局、休憩できたのは30分程。
すぐに書類をチェックすると言って、医院へ戻って行ってしまった。
甲斐甲斐しくお世話をしてあげたいが、そんな時間すら与えられない。
『まおさんのペースで過ごせばいいよ』と言ってくれるので、軽く家事をこなした後は、明日の仕事の準備に取り掛かった。
集中して仕事をしようと思うけれど、パンドラの箱のことが気になって仕方ない。
開けてはいけないものだし、開ける勇気もない。
でも、このままだと、絶対にいつか開けてしまう。
開けてはダメだと分かっていても
開けてしまうのがパンドラの箱。