仲良く露天風呂につかる
まおです。
お正月らしく華やかな夕食を終え、再び、部屋の露天風呂に浸かった私と一樹さん。
頭上に星がきらめき、今にも降って来そうな眩しさだ。
「サプライズをありがとう」
私が泊まりたいと言った宿を、内緒で予約して連れてきてくれた一樹さんに、お礼を言った。
一樹さんが無言で近寄って来たので、ドキッ♥としましたが、私の背中に手を回しただけで、再び、二人で夜空を眺めました^^
お喋りな一樹さんが黙って居る時は、何か言いたいことがある時だということが、最近分かってきました。
この時も、何か言いたいんだろうなと思いながら、一樹さんが話し出すのを待っていました。
お袋が会いたいと言っている
『あのね、まおさん・・・』
一樹さんは、必ず、この言葉で話を始めます。
『昨日ね、実家に帰ったんだ。お袋がさ、まおさんに会いたいって言うんだよ』
「え~っ!」
思わず、声を上げちゃった(;’∀’)
初めての経験で、なんと返事をすればいいのか分からない。
一樹さんも黙ったまま、何も言わない。
助けを求める相手も居ないので、一樹さんに聞いた。
「どうすればいいの?」
『どうすればって、まおさんが良ければ、一度、実家に顔を出して欲しいんだけどな』
「うん、分かった」
『でも、その前に、まおさんのご両親に、ご挨拶するのが筋かな?』
「え~、そうなの?」
正直、順番がワカラナイ(--〆)
ドッチガ サキダ?
結婚の話を進めたい
一樹さんは『結婚の話を進めていきたい』と言ってくれた。
凄く嬉しい。
嬉しいけど、病気のことは?
「悪い結果もあるかもしれないよ?」
『良い結果しか思い浮かばないよ』
「でも・・・」
『結果が良くても悪くても、僕の気持ちは変わらない。まおさんと結婚する』
返事に困っていると、いきなり『「はい」と言わないと、湯船に沈めるぞ!』だって”(-“”-)”
沈める沈めないでモメて、湯船の中を逃げ回っているうちに・・・のぼせた(p_-)
急いで部屋に戻って、布団に寝転がった。
一樹さんが、笑いながらお水を持って来てくれた。
笑い事じゃないよ(ーー゛)
一樹さんを完全無視して、テレビを付けた。
地上波で「君の名は」が放送されていた。
三葉と瀧の、互いを想う気持ちにキュンとさせられる。
でも、一樹さんは、あまり興味がない様子。
思い切って声を掛けた。
「なんかピュアな気持ちになるね」
返ってきた返事は・・・
『う~ん。そうねぇ。。』だった。
現実の男子はこんなものか(笑)
でもって『それより、まおさんのお布団に行ってもいい?』だってぇ(ーー゛)
『それより』なんて言われちゃったもんだから、ちょっと意地悪言ってみた。
「何で?」(笑)