借金を申し込まれて


まおです。

私の人生の中で「お金を貸して」と言われたのは初めてでした。

そして、自分がお金を貸すとは思ってもいませんでした。
 

そうです。

私は、麻理子ちゃんに20万円を渡しました。

既に、貸してしまったので、貸したことが「良い」のか「悪い」のかの議論は止めておきます。
 

何故、貸したのか、自分でも説明できません。

同情したとか、断れなかったのとは、ちょっと違います。

どうしたら今まで通りの友達関係を続けて行けるだろうか?

そう考えたら、こうなりました。
 

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夫が原因

「分かった。20万円だね」

『貸してもらえるの?』

「うん」

『理由を聞かないの?』

「どっちでもいいよ^^」
 

例えば、ギャンブルの類だったら貸さないけど、麻理子ちゃんが、そんな理由でお金を借りるなんて絶対にない。

だから聞かなくても良いと思った。
 

でも、私の考えとは逆に、麻理子ちゃんは、堰を切ったように話し始めた。
 

『旦那から月5万円しか貰えない』
 

専業主婦で、毎月生活費を貰ってやりくりしている。

衣食住のうち「住」は、ご主人が払ってくれる。

それ以外の、家族3人の食費・衣服・医療費・ガソリン代等を5万円から支払う。
 

恥ずかしながら、実家暮らしの私には分からないんだけれど、5万円で足りるのかな?

食費を3万円(かなりキツイよね?)で押さえたとして、トイレットペーパーとか洗剤とかの消耗品や雑費も必要。

ご主人はビールも飲むって言ってたな。

子供のおむつ代や玩具代。

足りない分は、独身時代の貯金から出していたらしい。
 

『恥ずかしいけど、今は、缶ジュース1本買うのも迷ってしまう。バス代も節約してる』
 

これを聞いて、待ち合わせがファストフード店だったのも、寒い中、自転車で来たのも合点がいった。
 

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年収を知らない

麻理子ちゃんは、ご主人の年収を知らない。

一流企業の営業職で30代半ばのご主人。

それなりの年収があると想像します。

給料明細書があればいいですが、会社の経理システムにログインしなければ、給与明細は確認出来ない企業がほとんどです。

通帳もご主人が管理しているようです。
 

そんなご夫婦もいるのですね。
 

正直、驚きました。

家計は妻が管理するものと思っていたので。

我が家は、母が会社の経理をしているので、お金は母が管理しています。

一応、父は社長と呼ばれる立場ですがお小遣い制です。

そんな家庭で育ったので「お金の管理は妻・夫はお小遣い制」が当たり前だと思ってました。
 

でも、冷静に考えたら、夫の年収を知らない妻って少なくないのかな?

婚活をしていると、プロフィールで相手の年収を最初に知ることが出来るので「夫の年収を知りません」なんて事態は起こらない。

だけど普通の恋愛から結婚する場合、お相手(特に男性)の年収って確認するのかな?

恐らく、結婚の話が出た時に、おおよその年収は彼女に伝えるだろう。

しかし、妻となる女性に財布を渡す気がない男性は、年収なんて伝えないだろう。

まさに麻理子ちゃんがこのパターンだ。
 

でも、麻理子ちゃんが相談したかったのは、お金のことだけではなかった。

『結婚を控えたまおちゃんに、相談することじゃないけど・・・』

そう前置きして話し出した麻理子ちゃんの言葉に絶句した。

『旦那にね、

 女性が居るかも』

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