外科医のゲス野郎の話
まおです。
元カレのゲス野郎の話が途中になっていました。
心臓が止まるくらい驚いた私は、すぐに南さんに報告しました。
もちろん南さんも絶句するほど驚いていました。
「今から、まおさんの家に行って良い?」
そう言われたのですが、万が一、一樹さんの耳に入ると困るので、南さんに近くのカフェまで来て貰いました。
真っ赤な顔の南さん
カフェに着いたのは、私が先でした。
目立たない席に陣取り、南さんが来るのを待ちました。
カフェの駐車場に、南さんの車が入ってくるのが見えました。
車から降りた南さんの様子に驚きました。
雰囲気が尋常じゃない!!!
歩く歩幅とか、険しい顔とか、全身からあふれる怒りを感じました。
入り口から入ってくる南さんの姿を目にしても、合図をして席を教えてあげることすら忘れていました。
すると、私の姿を見つけた南さんが、まっすぐ歩いてきて、ドスンと椅子に座るなり言いました。
「どーゆーこと?」
どういうことって?
それは私が聞きたいんだよ。。。
でも、そんな反抗的なことは言えず、黙って南さんの演説?を聞きました。
「どうしてこんな短期間で同じ病院に戻ってきたの?他の病院でも何かやらかした?やらかしたとしたら女関係だね!離婚でもしたのか?それとも上の先生に嫌われた?・・・」
もう有ること無いこと、妄想を織り交ぜて興奮して喋り倒す南さんを、私は何も言わずにうなだれて聞いていた。
なんだか叱られている気分だった。
これからA総合病院へ行く?
「これからA総合病院へ確認に行くよ!まおさんも付き合うよね?」
え~、何で私が行かなくちゃならないのぉ~💦
返事をしないで黙っていると、南さんの怒りに油を注いだ。
「付き合うよね?」
「いや、私は体調が良くないから。。。それに、間違いなくゲス野郎の名前だったよ。見間違いとか絶対に無いから、確認するまでも無いよ・・・」
「私は確認して、本人に文句言わなきゃ気が済まないんだよ💢」
「もう止めようよ。2年も前のこと、今更、蒸し返したって良いことないって。逆に幸せが遠のくよ」
悪気は無かった。
でも、この一言が南さんの心を傷付けてしまった。
「幸せが遠のく?そうだよね。まおさんは、幸せな結婚したもんね。セレブ婚って言われてるの知ってるよ。良いよね。まおさんは良いよ。自分だけ幸せになってさ。。。」
南さんは、普段、嫌みを言うような女性では無い。
美人だし、上品だし、高学歴だし、ナレーションの技術は南さんの右に出る物は居ない。
そんな南さんが、言った言葉に、私も傷付いてしまった。
自分だけが大好きな人と結婚して、南さんのことはどうでも良いと思って居たわけでは無い。
逆に、いつも南さんのことを気にかけていた。
でも、女同士って、難しい。
こんにちは。
南さんの気持ち少しわかります。私も女友達に似たような事を言われましたよ。
でもいつ運命の人に会うかは神のみぞ知るですからね。八つ当たりされても困りますよね。
南さんのも御縁があれば、ゲス野郎なんてすぐ忘れるんでしょうね。。
こんばんは。
確かに一言余計だったかも。。結婚したい独身者に言えばそりゃ怒るのも無理はないと思います。
女同士って難しい、ではなく明らかにそれはまおさんが悪いので謝った方がいいですよ。