まおです。
登場人物が多くなって、かつ、常識を超えた展開に、話がややこしくなってきました。
それに加えて、頭に来た私が、思いつくまま書きなぐったので、大変読みにくくなっております。
ごめんなさい。
簡単に、これまでの出来事をまとめておきます。
・婚活で出会った医師の彼と交際開始
・電話に出ない時間帯がある
・5ヶ月間デートは金曜日のみ
・必ず22時半にバイバイ
・1度もお泊りの誘いなし
・風呂場排水口に女の髪の毛
・4本ある歯ブラシ
・探偵事務所に尾行依頼
・水曜日の夜に怪しい外出
・近藤さん💛の数が合わない
・7月12日(水)から連絡が取れない
・7月14日(金)彼の自宅マンション前で南さんと鉢合わせ
・7月16日(日)南さんと彼の自宅マンション前で彼の帰りを待つ
・7月18日(火)再び南さんと彼の自宅マンションで彼の帰りを待つ。深夜、海外旅行先から女性同伴で彼が帰宅。
・修羅場&女性が行方不明(←今はここ)
3人目の女性の名は咲さん
今はとにかく、女性を探すことが先決だ。何かあってからでは遅い。
夏の夜に、犯罪に巻き込まれる可能性だってあるし、彼がゲス野郎と知って、ショックでビルから飛び降りないとも限らない。
私と南さんは、彼に彼女の名前を尋ねた。
彼は彼女の名前さえ教えようとしない。
「名前も分からない人を探せない!」そう主張すると、彼は「咲さん」と女性の名前を明かした。
とにかく揉めている時間はない。
彼は車で探しに出ると言うので、私と南さんは二人一緒に歩いて探すことにした。
私の彼の行方不明になった彼女を、私と、彼のまた別の彼女と二人で探す。
もう、日本語が難しすぎて意味ワカラン・・・・・。
一体、どんな状況だよ。
非常に情けない状況だけれど、とにかく早く咲さんを見つけ出さなくちゃ。
しかしマンションを出て、右に行ったのか?左に行ったのか?そのまま真っすぐ進んだのか?全く見当も付かない。
耳を澄ませてスーツケースを転がす音を頼りにしようと思ったが、既に時間が経過していて、近くを歩いている気配はない。
とにかくJRの駅方面に向かう可能性が高いと思って探したが、全く見つけられない。
30分程探し回り、最悪、警察に届けなくてはならないかと考え始めたが、南さん曰く「何て説明するの?」
確かに、説明が難しいわ。とっても難しい。
ホテルにチェックイン
更に15分程経過した時、南さんのスマホが鳴った。
彼から、咲さんが見つかったという連絡だった。
某ホテルにチェックインした咲さんから、彼に連絡が入ったらしい。
心底、ホッとした。生きててくれて良かったよ。
私達は、咲さんがチェックインしたホテルに集合した。
大きなホテルなのだが、こんな遅い時間に、女性の一人客のチェックインをよく受け入れてくれたなと思った。(女性の一人で飛び込みの宿泊は、リスクが高いので断るホテルがあると聞いていた)
私と南さんは、フロントを通らず、こっそり咲さんのチェックインした部屋に向かった。
部屋に行くと、既に彼は到着していた。
高層階の広くて綺麗な部屋だった。
宿泊料金はさぞ高かっただろう。
そんなことはどうでもいい。
肝心なのは咲さんの様子だ。
小柄だと思っていたが、こうしてよく見ると165センチくらいはあるだろうか。
手足がすらっと長く、とてもキュートな雰囲気の女性だった。
見知らぬ土地の、それも夜道を、おそらく30分以上歩き続け、どんない心細かっただろう。
お化粧は綺麗に整えられていたが、瞼ははれぼったく赤みが残っていた。
恐らく、夜道を泣きながら歩いて来たのだろう。私達のせいかと思うと、ちょっと胸が痛くなった。
咲さんは、ひと言も発しなかった。
重苦しい雰囲気の中、夜も遅いので、明日の朝、ここで4人で話をすることになった。
彼は車で自宅に戻り、私と南さんは、ホテル内のソファーで朝まで待つことにした。
そして翌朝の彼の態度と、新たな事実に絶句した。
男と女の仲に、常識など存在しないのだと思った。